横隔膜心嚢膜ヘルニア

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

こんにちは😊

今回は「横隔膜心囊膜ヘルニア」という少し珍しい症例が続きましたので、ご報告します。この横隔膜心嚢膜ヘルニアという病気は一般的に生まれつきの病気になります。
お腹の臓器が胸部(心肺のエリア)と腹部(肝腎消化器のエリア)を分ける膜(横隔膜)を突き抜けて胸の中の心臓を包んでいる膜(心膜)の中に入り込んでしまっている状態の病気です。心膜の中は心臓とお腹から潜り込んできた臓器がギューッと押し合った状態になります。ですので、疲れやすく呼吸が苦しく、開口呼吸や努力呼吸を行うことも多いです。突然死を引き起こすことも多い病気で大人まで育たないことも多いです😮診断はX線(レントゲン)検査を行うことが一般的です。

写真🙀を載せましましたが、普通なら横隔膜によってしっかりと分かれている腹部と胸部が繋がって見えます。造影剤を飲んだ後に撮ると、普通ならお腹の中に映らなければいけない白い影が、胸の中の心臓と重なって見えるので、一目瞭然です。

今回は当院にて手術を行いとても元気にしてあげることができました✨😸 心当たりの方、まだ検診を受けていない方、一度確認してみることをお勧めします。 引き続き健診プランも受け付けています。お気軽にご相談ください。

😊(ITO.T) 20190121

 

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