犬の膝蓋骨脱臼

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

最近いよいよ寒さが厳しくなってきましたね。🌬❄️❄️❄️
そんな時は思い切り運動して温まりたくなりますが…
さて、ご自宅のわんちゃん🐶は、走り回っている最中や床で滑ってしまった後、突然キャンと鳴いたり後肢を挙げ始めたりしたこと、ありませんでしょうか?
それはもしかしたら、膝蓋骨脱臼かもしれません⁉️

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは、膝のお皿の骨(膝蓋骨)が、本来収まっているはずの溝からズレて脱臼してしまう症状です。
脱臼の程度や回数により悪化すると、靭帯を損傷、筋肉の萎縮、骨の変形が起こり、さらに痛みが増します。😓
※分かりやすく比較できるX線写真を載せました。💁🏻‍♀️
左が正常の膝(膝蓋骨が正しくはまっています)、右が膝蓋骨脱臼に加え骨の変形が見られる膝です(膝蓋骨は内側にずれています)。🤔

原因は、先天性(生まれつき)と後天性とあります。
後天性のものは、ソファーや階段から飛び降りるとき、フローリングや濡れた芝生などで滑ったとき、強く打ちつけたときなど、膝への過度な負荷がかかることが原因で起こることが多いです。
小型犬に特に多くなります。🐩🐾

治療は、軽度の場合は、痛みを抑えるためのお薬や関節をサポートするサプリメントを使用します。💊
さらに日常的な環境改善として、床にカーペットを敷いたり、階段に滑り止めを貼るなども効果的です。
しかし、重度の脱臼や、靭帯の損傷、骨の変形が見られる時には、手術を行うこともあります。🏥

膝蓋骨脱臼へのなりやすさ(リスク)、程度などは、X線検査だけでなく、検診や予防接種時などでの触診でもある程度判断することができます。🩺💉
思い当たることがある方や、ケアの方法などについて確認したい方は、当院へご相談ください。👨‍⚕️🐶

(ITO) 20201205

 

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