ハムスターの骨折

本日の主役はハムスター🐹🐹🐹です。

自宅で飼育しやすく、見ているだけで癒される姿に、最近お家にお迎えした方も多いのではないでしょうか。本日は身近に起こりやすいハムスター🐹の骨折🦴についてお話します。

ハムスターの骨折🦴はケージのフェンスでのうんてい運動に関連したものが多く見られます。ペットショップやホームセンターなどでは、さまざまな形状のケージが流通しています。一般的にはプラスチックと金属のフェンスで作られているものが多く販売されています。

フェンスの組み込まれたケージや5面がフェンスのものは通気性に優れていますが、ハムスター🐹は足場があれば高所でも容易に登りつき、フェンスにぶら下がった状態で移動しては床に落ちる動作を繰り返すため、その際に脚を捻り骨折などの事故を起こすことがあります。

その他ケージからの脱走、高い台の上から落下、部屋の中で散歩させているときに踏まれてしまう例もあります。また、散歩中に同居動物が本能的に咬んでしまった報告もあります。

ハムスターの場合、骨折しても我慢して、普段と変わらず歩き回ることが多いです。日常の診察の中でも、別の症状でレントゲンを取ったときに骨折の痕跡が発見されることもあります。

治療に関しては、飼い主さんと相談になりますが、場合によっては痛み止めを飲んで自然に骨がくっつくのを待つこともあります。ヒトと同じようにギブスで固定することも可能ですが、固定部を齧ってしまうハムスターもいるため、性格によっては適応されないこともあります。また、麻酔下で骨の中心に金属のピンを入れて固定する手術もありますが、ジャンガリアンハムスターのような体の小さいハムスターでは、困難な場合が多いです。

一番大切なのは普段の生活の中で怪我をしない生活環境をつくることです。頻繁にケージを登るハムスターには、登れないようにガードシートを張ることもひとつです。また、ケージの外でお散歩をしているときには眼を離さないようにして、ワンちゃん、猫ちゃんとの接触は安易にさせないことです。

何かお困りのことがありましたら気軽にご相談ください。💁🏻‍♂️🏥

20210415(C)

ブログTOP
アリス動物病院(川越市・動物病院)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です