ペットの分離不安について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

こんにちは🐾
まだまだコロナの影響が大きいですが、徐々に外出🚘や宿泊🏝する機会も増えてきたのではないでしょうか。

今回はそんな生活スタイルと少し関係がある話題、分離不安🐶😺に関してです。

分離不安とは、飼い主から離れることで、動物が強い不安やストレスを感じ、何らかの問題行動を起こしてしまうことです。
留守中の嘔吐、下痢、トイレの失敗や、その他自らの興味を引くような行動(吠えなど)がみられます。

分離不安になる原因は色々ありますが、やはり本人の性格的なところが大きいです。🧐
しかし、飼い主がその子に依存している時間が長すぎると、少しの外出でも大きな不安につながることもあります。

治療方法は、まずはなんといっても留守に慣らすことです。🏠
おもちゃ🧸を使って気を紛らわしたりお留守番の練習をしたりなど、飼い主さんが不在になる時間があっても当たり前だと思ってもらうことが重要です。
出かける前に「行ってきます」といった声かけを極力しないのも効果的です。
その他、不安を抑えるお薬💊を併用したり、しつけなどでトレーニング🐾したりすることもあります。

在宅勤務であったのが出社をするようになるなど、ご家族の生活スタイルが大きく変わる中、動物病院でも分離不安による相談が増えています。当院ではドッグトレーニング(しつけ教室)も受付ております。💁🏻‍♂️
お困りの方は、ぜひお声がけください。

(ITO)20210830

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

誤飲について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

ご家庭の🐶😺🐰動物さんが、ちょっと目を離した隙に、フードではない何かを咥えたり齧ったりしていた…
そんな経験をした方は多いかと思います。
今回は誰にでも起こりうる、かつ緊急性がとても高い「誤飲」についてお話しします。

誤飲とは文字通り、異物を誤って飲み込んでしまうことを言います。
そのまま消化管を傷つけず流れて便とともに出れば良いのですが、そうでない場合、その飲んだ異物の種類や閉塞した場所などにより、様々な重篤な症状が出ます。

ボールやウレタン、種、タオル、紐などの厚みのある固形物は、気道を閉塞し呼吸困難になったり、食道や胃腸内で詰まり激しい嘔吐を引き起こします。
肝臓や膵臓、腎臓などにも影響が出ることもあります。
特にタオルや絨毯といった布製品、紐などは消化管表面を擦って傷つけるので、壊死したり破けると腹膜炎を起こします
(猫😼ちゃんやうさぎ🐰ちゃんの毛球症でも同じ状況が起こりえます)。

ボタン電池🔋、釘📌、串🍡などの先の尖ったものも、消化管表面に張り付いたり穿孔したりします。
こちらは吐き出すことも難しいものの1つです。

その他、観葉植物🪴、チョコレートやネギ🧅といった様々な食べ物、タバコ🚬など、中毒を起こすものも危険です。

誤飲の診断は、主にX線検査(造影剤を使うこともあります)、エコー検査などで行います。
あまり時間が経っておらず胃の中にある状態なら、物によりますが、催吐処置(吐き出させる処置)や内視鏡などで対応することができます。
吐き出せなかった場合、腸にまで行ってしまっていた場合は、症状が軽度であれば内科的な治療で消化管内の通過を促しますが、完全に閉塞していたり重篤である場合は外科的に取り出します。

誤飲の予防は何と言っても、飲み込みそうなものを手の届くところに置かない、ケージから出したら極力目を離さないことが大切です。
また万一飲み込んでしまった場合、とにかく早く治療を開始することが鍵となるので、気づいたらすぐにご連絡ください。🏥🩺
(緊急性が高いので、予めご一報いただけると、よりスムーズに診療のご案内ができます)
(ITO)20210729

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熱中症に注意!

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

日に日に気温が上がり夏😎が近づいて来ています。今回は熱中症😓についてです。
夏になると度々ニュースで聞く熱中症は人間だけでなく、私達と一緒に暮らしてる動物🐾達にも起こります。 熱中症とは気温や湿度が高い環境で体温が上昇しながらも、熱を体内から発散することが出来ず様々な症状を引き起こす状態の総称も言います。
汗と共に熱を発散している人間とは違い、犬🐶や猫😺は汗💦を殆どかきません。ひんやりした床や壁にくっついたり、冷たい風の当たる場所で熱を逃がします。加えて、犬はパンティング(ハアハアする)で熱を発散します。しかし、熱を発散できず体温が上昇した結果熱中症😨を引き起こします。特に短頭種や長毛種は暑さに弱いです。また、兎🐰は耳から熱を発散するするため高温になりやすく、フェレット🦫やスンクスは寒い地域で暮らしていたため暑さには弱く熱中症になりやすいです。
熱中症の要因として密閉された車🚘😡の中や室内での高い気温🥵、湿度の上昇、水不足、外での長時間直射日光当たるなどの外的要因の他に、肥満や心疾患、上気道疾患などの内的要因があります。
症状として体温が上昇し吐き気や運動失調、ふらつき、脱水、けいれんなどがおきます😨。悪化するとショック症状、中枢神経障害、循環不全による臓器障害などの合併症を引き起こし、状態によっては死に至ります。
治療法は重症度によって異なりますが、まず体を冷やし、脱水症状やショック状態があれば輸液をし循環を良くします❤️‍🩹。もし合併症が起きていたら状態を良化した上で治療を行っていきます。
熱中症だと思われる症状が見られたらすぐに獣医師に相談し応急処置としてまず体を冷やして🚿あげましょう。冷たい水で濡れタオル🧼🧽などで体を冷やし、大きい動物なら首の付け根や脇の下を冷やします。しかし、表面体温はまた、水を飲むことが可能であれば少しずつ飲ませてあげましょう。大量の水を一気に飲ませるのは逆効果で危険なので気を付けてください🧐。
予防として動物にとって快適⛱な環境を整えてあげてください。動物それぞれにとっての適切な温度、湿度があるので自分の飼っている子の環境を理解し、水分補給、長時間直射日光にあたことを避けるなど意識してください🧐。何かご不明な点がございましたら当院にお電話ください。

(P)20210714



 

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耐性菌について

今回のテーマ「薬剤耐性菌」です。

近年、人の医療現場🩺などでよく耳にするようになった「薬剤耐性菌」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?🤔
薬剤耐性とは薬が効かないという意味で、薬剤耐性菌とは薬(抗生物質)💊が効かない細菌のことです。
「薬剤耐性菌」は、人の医療現場だけでなく、動物🐾の医療現場🏥でも大きな問題を引き起こします。😱

はじめて使う抗生物質は細菌にとてもよく効きますが、薬を使い過ぎたり、間違った使い方をしていると、細菌に対して薬が徐々に効かなくなっていきます。😥
こうして、薬剤耐性菌が発生します。効きが悪いから新しい抗生物質への変更を何度も繰り返すと、多くの抗生物質が効かなくなった薬剤耐性菌が生まれます。😦これを「多剤耐性菌」といいます。

この多剤耐性菌に感染すると、治療💉💊がとても難しくなります。
例えば、単純な細菌性の風邪でも完治が難しく、難治性の肺炎に進行するなど重症化することがあります。

そんなとても恐ろしい「薬剤耐性菌」の発生を起こさせないために飼い主さんに気をつけていただくことがあります。それは、抗菌薬が処方されたら獣医師の指示通り📝に飲ませていただくことです。投薬を自己判断で止めたり、量を減らしたりすると、薬剤耐性菌の発生に繋がります。🦠

家族である動物達に健康で長生きをしてもらうためにも正しい投薬を行うことを心がけましょう。💁🏻‍♂️🐾(Y)20210523

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心雑音について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

犬🐶🐱のワクチンや狂犬病を打つ時期に身体検査を行う病院は多いと思います。その時に心臓❤️に雑音が見つかることがあります。心雑音は心臓病を見つける1つのきっかけとしてとても重要です。今回は心雑音について書いていこうと思います。

心雑音とは、心臓にある僧帽弁や三尖弁など弁の狭窄や弁の逆流などが原因で通常の心音の中に異常な音が聞こえることです🧐 心臓の聴診🩺は心雑音を聴診することで心臓の病気の発見や重症度の簡単な検査を行うことが出来ます。🤔

心雑音はLevine分類という雑音の強度で1から6の6段階に分けられます。
・Ⅰ度 弱くかろうじて聴き取れる
・Ⅱ度 弱いが容易に聴き取れる
・Ⅲ度 中等度に強い
・Ⅳ度 非常に強くスリルがある
・Ⅴ度 非常に強くスリルがあり聴診器で胸部に近づければ聴き取れる
・Ⅵ度 聴診器がなくても聴き取れる
上記のように数字が大きくなればなるほど雑音が大きく心臓病の重症度が高いと考えられています😲

心雑音は『収縮期雑音』『拡張期雑音』『連続性雑音』と分かれています。収縮期雑音は心臓が収縮して体中に血液🩸を流すために心臓が収縮するときに聞こえます。原因の病気は僧帽弁閉鎖不全症、大動脈狭窄症などがあります。拡張期雑音は血液🩸を心臓に溜め込む為に心臓が拡張する時に聞こえます。原因の病気は大動脈弁逆流症や肺動脈弁逆流症などです。連続性雑音は動脈管開存症という遺伝性の病気が原因で起こり、心音を聴診すると連続的に雑音が聞こえます。

心雑音🫀は聴診器🩺で聞くことが可能な検査の中では簡単に調べることの出来る異常です。動物病院🏥で検査をしてもらう際、一度聞いてもらうことをおすすめします💁🏻‍♂️🐾

 

(P)20210216

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モルモットの尿路結石

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

本日はモルモット🐹🐾で比較的遭遇しやすい疾患をご紹介します。

尿路結石症という疾患をご存じでしょうか。尿路(腎臓→尿管→膀胱→尿道)のあらゆる場所に結石がみられる疾患で、人では「三大激痛のひとつ」や「痛みの王様」と呼ばれることもあります。痛みに弱いモルモットでは排尿痛😫による食欲不振がみられることが多いのです

結石ができる明確な原因は分かっていませんが、一般的にカルシウムの多い食餌やビタミンDの過剰摂取が関係すると考えられています。また、飲水量の低下は尿の濃くなり、結石成分ができやすくなるので注意が必要です。中高齢(2歳半以降)のモルモットで多く、雌雄どちらにもみられます。🧐

症状が全くみられず、健康診断で結石が見つかることもありますが、多くの場合、排尿痛😫を伴うため、鳴き声をあげながら少量の尿を何度も繰り返します。尿路が傷ついたときは血尿がみられ、尿管や尿道に結石が詰まってしまうと尿が出なくなります。結石の有無や場所の特定にはレントゲン検査や超音波検査が必要となります。🏥

モルモットの場合、膀胱や尿道にできた結石を手術で摘出することは可能ですが、腎臓や尿管にできた結石は摘出することが困難です。このようなときは、疼痛管理をしながら飲水量の確保と点滴を行い、自然に排出されるのを待つか、膀胱内に結石が移動してから摘出します。また、再発することも多く、定期的な検査が必要となります。🤔

モルモットの尿路結石はカルシウム成分が主体であることが多いため、成長期を過ぎてからはカルシウムの含有量が多いアルファルファ☘️の給餌は控え、チモシー🌱などのイネ科植物の牧草やペレットをおすすめします。飲水量が日常的に少ない場合はシリンジなどで水を与えることもひとつです。ご不明な点がございましたら、当院にご相談ください。💁🏻‍♂️(C)20210510

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ハムスターの骨折

本日の主役はハムスター🐹🐹🐹です。

自宅で飼育しやすく、見ているだけで癒される姿に、最近お家にお迎えした方も多いのではないでしょうか。本日は身近に起こりやすいハムスター🐹の骨折🦴についてお話します。

ハムスターの骨折🦴はケージのフェンスでのうんてい運動に関連したものが多く見られます。ペットショップやホームセンターなどでは、さまざまな形状のケージが流通しています。一般的にはプラスチックと金属のフェンスで作られているものが多く販売されています。

フェンスの組み込まれたケージや5面がフェンスのものは通気性に優れていますが、ハムスター🐹は足場があれば高所でも容易に登りつき、フェンスにぶら下がった状態で移動しては床に落ちる動作を繰り返すため、その際に脚を捻り骨折などの事故を起こすことがあります。

その他ケージからの脱走、高い台の上から落下、部屋の中で散歩させているときに踏まれてしまう例もあります。また、散歩中に同居動物が本能的に咬んでしまった報告もあります。

ハムスターの場合、骨折しても我慢して、普段と変わらず歩き回ることが多いです。日常の診察の中でも、別の症状でレントゲンを取ったときに骨折の痕跡が発見されることもあります。

治療に関しては、飼い主さんと相談になりますが、場合によっては痛み止めを飲んで自然に骨がくっつくのを待つこともあります。ヒトと同じようにギブスで固定することも可能ですが、固定部を齧ってしまうハムスターもいるため、性格によっては適応されないこともあります。また、麻酔下で骨の中心に金属のピンを入れて固定する手術もありますが、ジャンガリアンハムスターのような体の小さいハムスターでは、困難な場合が多いです。

一番大切なのは普段の生活の中で怪我をしない生活環境をつくることです。頻繁にケージを登るハムスターには、登れないようにガードシートを張ることもひとつです。また、ケージの外でお散歩をしているときには眼を離さないようにして、ワンちゃん、猫ちゃんとの接触は安易にさせないことです。

何かお困りのことがありましたら気軽にご相談ください。💁🏻‍♂️🏥

20210415(C)

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

ペットの誤食

少しずつ暖かくなってきましたね。🌸🌱

ご自宅🏠でのんびりするだけでなく、お散歩犬🐕🚶‍♀️🚶に行く機会も増えてきたかと思いますが、お家でもお外でも、気をつけなければいけないのが誤食です❗️

今回は🐶わんちゃん😸猫ちゃんが食べてはいけないものを幾つかご紹介します。

①まず、野菜の中で代表的なものが、ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク🧄などです。

これらは赤血球を壊して貧血や血尿を引き起こしたり、嘔吐したりする他、最悪の場合は命に関わる症状が出ることもあります。😱

野菜は他にも、アボカドやアスパラガスなどが有名です。🤭

アボカドは実の成分だけでなく、大きな種🥑も誤飲して閉塞を起こす可能性があるので気をつけてください。ナスや銀杏なども注意が必要です。

②ネギと並んで有名なのがチョコレート🍫、カフェインです。下痢や嘔吐などの消化器症状だけでなく、大量に摂取すると昏睡など重篤な症状に陥ります。😭

③果物で有名なものが、ブドウ🍇やレーズンです。
嘔吐、下痢などの消化器症状が出る他、急性腎不全になることがあります。😵

④植物で気をつけなければいけないものは、球根🧄で育つ植物です。

例えばユリ⚜️は腎障害を引き起こし、チューリップ🌷は心毒性が強く痙攣などがおき、スイセンも昏睡状態に陥るなど、少量でも大変危険なものが多いです。その他にも道端によく咲いているアジサイ、キク🌼、アサガオ、園芸で用いられることも多い、ベゴニア、シクラメン、アロエ、シーズンにより観葉植物として室内にも飾られる、ナンテン、カーネーション、クリスマスローズ、ポインセチアなども、全体または葉や根といった一部分が有害です。🤔

⭕️以上のように口にしてはいけないものはたくさんありますが、対策として、まずは、室内ならば届く範囲に置いておかない・飾らないよう常に気をつけておくことが非常に重要です。😊

🐶わんちゃんの場合、お散歩🦮で外に出た際は、近づけないようコントロールしましょう。

万一、食べてしまった可能性がある場合は、なるべく早く病院にご相談ください。🏥💁🏻‍♂️💊

(ITO)20130328

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

ウサギのグルーミング教室

こんにちは、アリス動物病院です😊🐶
本日はうさぎのグルーミング教室での日した!🐰✨
ブラッシングで毛が抜けふわふわの毛並みになりました✨
まめこちゃん、おこげちゃん、大喜ちゃん、ぽむちゃん、ロイティちゃん、うーちゃん、モコちゃん、ルルちゃん、ピコちゃん
たくさんのご参加ありがとうございます!🐰
次回の予定は4月19日、5月17日、6月21日になります!(HI)20210315

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親鳥なのですがコガモです

今年の1月14日から右の翼に大怪我をして、入院していたコガモですが、無事に引き取り先が決まりました❗️

最初は子ガモと思っていましたが、どうやらコガモという種類の小さなカモとわかりました。大人の鳥でした、、、

空を飛ぶことはできませんが、他のカモたちと仲良く過ごしてほしいです🦆

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