猫の風邪(伝染性鼻気管炎、カリチウイルス感染症)

今回のコラムは猫風邪😿についてです。
猫風邪は人間の風邪と同じようにくしゃみや鼻水などの症状を起こす病気の総称です。

猫風邪の主な原因には1️⃣猫ヘルペスウイルスと2️⃣猫カリシウイルスがあります。主に猫同士のくしゃみや鼻汁などが接触することよって感染し、特に子猫のうちからかかりやすい病気です。

1️⃣ヘルペスウイルス(猫ウイルス性鼻気管炎)
症状はくしゃみ、鼻水🤧発熱🥵など人の風邪と似ており、他にも目やにが酷くなり結膜炎や鼻炎が多くみられます。ヘルペスウイルスは一度感染してしまうと症状が改善したとしてもウイルスが体内にずっと残り、ストレスなど免疫力が低下することで繰り返し再発するがあります。😳
2️⃣カリシウイルス(猫カリシウイルス感染症)
症状はくしゃみや鼻水、発熱の他によだれを伴う口腔内潰瘍特徴があります。そのため、口の中の痛みからよだれや食欲不振で口が汚れたり、口臭、脱水などで気付くことが多いでしょう。😩

診察では臨床症状から診断することも多く、確定診断では検査でウイルスを検出する方法があります。
この2種類の病気は一般時に子猫の時期からの混合ワクチン💉で予防をします。ワクチンでの予防がとても大切になります。

治療については、主に抗ウイルス薬、抗生剤などを使用し、症状に合わせて対症療法を行い症状緩和を目指します。早めの治療が大切にやります。症状は大体2~3週間で治まりますが、長期にかけてウイルスを排出するため、症状が治っても他の猫に感染しないようにな注意が必要です。

これらの病気は人にうつりませんが、人がキャリアになって他の猫に感染させてしまう可能性もあるため、猫風邪と思われる猫と接触した場合は手洗い消毒を心掛けましょう。
もしもご家族の猫で気になる症状がありましたら早めの受診をお勧めします。予防の為のワクチン接種も毎日受付ています。ぜひご相談下さい。😺💉🐾💁🏻‍♂️❤️

(P)20210830


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アリス動物病院(川越市・動物病院)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今年の夏は、コロナウイルスの密を避けるレジャーとして、山や川🏞でワンちゃんも連れてキャンプ🐶⛺️をして過ごそうという飼い主様も少なくなかったのでは無いでしょうか?そんな時期に気をつけておきたい『』という人獣共通感染症❗️についてご紹介させていただきます🐾💁🏻‍♂️

SFTSは、2011年に中国より報告されたマダニ媒介性の新興ウイルス感染症です。2013年に国内で初めて報告されてから300名以上の感染者が報告されています。
発生地域は主に西日本からで春から秋にかけて発生が多いことが分かっています。昨年までは、静岡県より以西の西日本でのみ感染者が報告されていましたが、今年に入ってから関東地方(千葉県)でも感染者が報告され、注意が必要となりました☹️

感染経路はマダニを介したもの(直接咬まれること)が中心ですが、感染患者の体液などの接触により、人から人へ、犬🐶・猫😺から人への感染も報告されています。

SFTSを発症すると、6日~2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐など)、その他に頭痛や神経症状、皮下出血などの出血症状を起こします。犬と猫も人とほぼ同様の症状を示します。😳

SFTSで最も恐ろしい点は、致死率が高いことです。人でなんと約20%、犬で29%、猫は人や犬より高く約60~70%と知られています。さらに、有効な治療薬やワクチンはなく、治療は対症療法しかありません。🥺

犬と猫のマダニ予防は、SFTSを含むダニ媒介性感染症を防ぐ有効な方法となります。当院でもワンちゃんと猫ちゃんのノミ・マダニ予防薬💊が各種ご用意しています❤️ しっかり通年予防で、人にも危害を加える感染症を未然に防ぎましょう💪🏻

(Y)20210830

 

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

誤飲について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

ご家庭の🐶😺🐰動物さんが、ちょっと目を離した隙に、フードではない何かを咥えたり齧ったりしていた…
そんな経験をした方は多いかと思います。
今回は誰にでも起こりうる、かつ緊急性がとても高い「誤飲」についてお話しします。

誤飲とは文字通り、異物を誤って飲み込んでしまうことを言います。
そのまま消化管を傷つけず流れて便とともに出れば良いのですが、そうでない場合、その飲んだ異物の種類や閉塞した場所などにより、様々な重篤な症状が出ます。

ボールやウレタン、種、タオル、紐などの厚みのある固形物は、気道を閉塞し呼吸困難になったり、食道や胃腸内で詰まり激しい嘔吐を引き起こします。
肝臓や膵臓、腎臓などにも影響が出ることもあります。
特にタオルや絨毯といった布製品、紐などは消化管表面を擦って傷つけるので、壊死したり破けると腹膜炎を起こします
(猫😼ちゃんやうさぎ🐰ちゃんの毛球症でも同じ状況が起こりえます)。

ボタン電池🔋、釘📌、串🍡などの先の尖ったものも、消化管表面に張り付いたり穿孔したりします。
こちらは吐き出すことも難しいものの1つです。

その他、観葉植物🪴、チョコレートやネギ🧅といった様々な食べ物、タバコ🚬など、中毒を起こすものも危険です。

誤飲の診断は、主にX線検査(造影剤を使うこともあります)、エコー検査などで行います。
あまり時間が経っておらず胃の中にある状態なら、物によりますが、催吐処置(吐き出させる処置)や内視鏡などで対応することができます。
吐き出せなかった場合、腸にまで行ってしまっていた場合は、症状が軽度であれば内科的な治療で消化管内の通過を促しますが、完全に閉塞していたり重篤である場合は外科的に取り出します。

誤飲の予防は何と言っても、飲み込みそうなものを手の届くところに置かない、ケージから出したら極力目を離さないことが大切です。
また万一飲み込んでしまった場合、とにかく早く治療を開始することが鍵となるので、気づいたらすぐにご連絡ください。🏥🩺
(緊急性が高いので、予めご一報いただけると、よりスムーズに診療のご案内ができます)
(ITO)20210729

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

熱中症に注意!

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

日に日に気温が上がり夏😎が近づいて来ています。今回は熱中症😓についてです。
夏になると度々ニュースで聞く熱中症は人間だけでなく、私達と一緒に暮らしてる動物🐾達にも起こります。 熱中症とは気温や湿度が高い環境で体温が上昇しながらも、熱を体内から発散することが出来ず様々な症状を引き起こす状態の総称も言います。
汗と共に熱を発散している人間とは違い、犬🐶や猫😺は汗💦を殆どかきません。ひんやりした床や壁にくっついたり、冷たい風の当たる場所で熱を逃がします。加えて、犬はパンティング(ハアハアする)で熱を発散します。しかし、熱を発散できず体温が上昇した結果熱中症😨を引き起こします。特に短頭種や長毛種は暑さに弱いです。また、兎🐰は耳から熱を発散するするため高温になりやすく、フェレット🦫やスンクスは寒い地域で暮らしていたため暑さには弱く熱中症になりやすいです。
熱中症の要因として密閉された車🚘😡の中や室内での高い気温🥵、湿度の上昇、水不足、外での長時間直射日光当たるなどの外的要因の他に、肥満や心疾患、上気道疾患などの内的要因があります。
症状として体温が上昇し吐き気や運動失調、ふらつき、脱水、けいれんなどがおきます😨。悪化するとショック症状、中枢神経障害、循環不全による臓器障害などの合併症を引き起こし、状態によっては死に至ります。
治療法は重症度によって異なりますが、まず体を冷やし、脱水症状やショック状態があれば輸液をし循環を良くします❤️‍🩹。もし合併症が起きていたら状態を良化した上で治療を行っていきます。
熱中症だと思われる症状が見られたらすぐに獣医師に相談し応急処置としてまず体を冷やして🚿あげましょう。冷たい水で濡れタオル🧼🧽などで体を冷やし、大きい動物なら首の付け根や脇の下を冷やします。しかし、表面体温はまた、水を飲むことが可能であれば少しずつ飲ませてあげましょう。大量の水を一気に飲ませるのは逆効果で危険なので気を付けてください🧐。
予防として動物にとって快適⛱な環境を整えてあげてください。動物それぞれにとっての適切な温度、湿度があるので自分の飼っている子の環境を理解し、水分補給、長時間直射日光にあたことを避けるなど意識してください🧐。何かご不明な点がございましたら当院にお電話ください。

(P)20210714



 

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

猫のストレスについて

今回のコラムは😺猫のストレス💦についてです。

猫はストレスを感じやすい動物と言われています。動物病院通院とストレス関係は大切です。そもそも、なぜストレスを感じさせてはいけないのでしょうか。😼

猫はもともと、知らない場所や知らない人を接することが苦手な動物なのです。動物病院に行くことが過度のストレスになり、それで体調を悪化させては元も子もありません。また猫がストレスを感じることで、血圧や心拍数の上昇、白血球数や血糖値などの血液データ🩸の数値に影響するため、正確なデータで測定することが難しくなります。

猫がストレスを感じるのはキャリーでの外出だけではありません。自宅でもストレスを感じてしまうことがあります。ここでは特に問題となる3つのストレスについて紹介します。

1️⃣生活環境の変化
引っ越しやリフォームなど、生活環境が大きく変化するときはストレスを感じやすいです。
➡️引っ越しする際にはできるだけ、昔の家で使っていた家具や猫用の食器、トイレ、お気に入りの毛布などはそのまま使うことをおすすめします。

2️⃣トイレの環境
猫の泌尿器疾患の中でも多い病気のひとつに「特発性膀胱炎」があります。この病気の発症原因については諸説ありますが、そのひとつにストレスが挙げられます。
➡️トイレの数が少ない、トイレが小さすぎる、トイレの砂が気に入らない、トイレがいつも汚れているなど快適でない場合、猫は排尿を我慢しがちです。これを日々繰り返すことで、膀胱炎になってしまいます。

3️⃣他の猫との相性
今まで猫が単独に生活していた環境に新たに猫を飼う際には、非常に大きなストレスがかかるといえます。➡️雄猫どうし、もしくは高齢猫と子猫の組み合わせは相性が悪いことが多く、何らかの病気を持っている高齢猫の場合、元気な遊び盛りの子猫を新しく飼うことが大きなストレスになり、休むことができなくなることがあります。

猫がストレスを感じているかどうかを、外から正確に判断するのは難しいことですが、以下の行動からある程度客観的に判断できます。
😺毛づくろいをしなくなる、または過剰にする
😺食事をしない、または異常に食べる
😺狭いところにいつも隠れる
😺つねに警戒している姿勢をとる
😺小さい音に敏感になる
何か環境が変化したときには、このような行動が見られないか注意してみてください。ご不明な点がございましたら、当院までご相談ください。💁🏻‍♂️
(C)20210708

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マラセチア症

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマはマラセチアです。
マラセチアとは3μm~5μmほどの非常に小さな卵円形をしているカビ🦠の仲間で、皮膚や耳👂の中に常在しています。
マラセチアは皮脂を栄養としており健康な皮膚では少量なため問題は起きません。しかし、皮膚の状態の変化や他の病気が元でマラセチアが増殖することで症状を引き起こします。
マラセチアが増殖する原因として過剰な皮脂や多湿、皮膚のバリア機能の低下があげられます。また、アレルギー性疾患、細菌性疾患も起こる原因になります。
マラセチアの症状は耳、口、脇の下、股の内側、肛門周囲または全身にみられます。症状としてはチョコレート色の臭いの強い耳垢が特徴的です。痒みで顔や耳を掻いたり地面に擦り付けたりもします。皮膚を傷つけ皮膚炎を起こし、耳のマラセチアが増殖することで外耳炎を引き起こします。他の症状として様々なフケ、皮膚が色素で黒ずんだり、脱毛や紅斑、苔癬化などです。また、マラセチアは他の疾患と随伴して発症するため、アトピー、ノミアレルギー、食物アレルギー、脂漏症などの病因を考えておく必要があります。
マラセチアはあらゆる年齢及び犬種の成犬に発症します。特にマルチーズ、シェットランドシープドック、プードルなどに発症が多いです。また、季節としては湿度が上がる梅雨の時期に多くなります。

マラセチアの症状を疑う場合、有効な診断方法は鏡検です。綿棒で幹部皮膚あるいは耳道を擦り、またはセロハンテープで患部をサンプリングして染色することで容易に検査が可能です。
治療法は原因となる要因の治療とともに抗生物質と抗真菌剤の長期治療およびシャンプー療法の併用です。
マラセチアは再発を繰り返すことが多い疾患であり治るのに根気が必要な疾患です。また、他の疾患の早期発見のためにも痒みがあるなど怪しいと思った場合、早めにご相談ください。🐶

20210616(P)

 

 

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

わんちゃんのチェリーアイ

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回は見た目でもわかりやすい疾患についてお話しします。

チェリーアイ👁とは、わんちゃんの目頭の内側にある第三眼瞼(瞬膜)から、赤く腫れ上がった涙の分泌腺(第三眼瞼腺)が飛び出た状態のことをいいます。
赤く腫大した様子がまるでさくらんぼのように見えるので、そう呼ばれています。😲
腫れた第三眼瞼腺が目に直接当たり刺激したり、不快感からわんちゃんが目をこすってしまったりすることで、結膜炎や角膜炎などその他の眼に関する疾患を併発することがあります。

原因は先天的なものと後天的なものとがあります。
先天的なものは遺伝が関与しているといわれており、第三眼瞼腺を固定する結合組織が弱かったり、元々無い場合に発症します。これは若齢のわんちゃんに多くみられます。
後天的なものは年齢と関係なく、炎症や外傷など様々な原因によって引き起こされます。🤔

治療はまず点眼薬や内服薬を用い、第三眼瞼腺の炎症を抑えていきます。💊
しかし再発をくり返し完治しない場合は、第三眼瞼腺を元の位置に縫い付けて戻す手術などを行うこともあります。

チェリーアイは予防することができないため、併発疾患が起こる前の早めの治療が重要になります。🏥
日々、わんちゃんのお顔を見てコミュニケーションを取ることも大切です。
何か気になることがあれば、お早めに受診をお願いします。😊

20210530(ITO)

 

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耐性菌について

今回のテーマ「薬剤耐性菌」です。

近年、人の医療現場🩺などでよく耳にするようになった「薬剤耐性菌」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?🤔
薬剤耐性とは薬が効かないという意味で、薬剤耐性菌とは薬(抗生物質)💊が効かない細菌のことです。
「薬剤耐性菌」は、人の医療現場だけでなく、動物🐾の医療現場🏥でも大きな問題を引き起こします。😱

はじめて使う抗生物質は細菌にとてもよく効きますが、薬を使い過ぎたり、間違った使い方をしていると、細菌に対して薬が徐々に効かなくなっていきます。😥
こうして、薬剤耐性菌が発生します。効きが悪いから新しい抗生物質への変更を何度も繰り返すと、多くの抗生物質が効かなくなった薬剤耐性菌が生まれます。😦これを「多剤耐性菌」といいます。

この多剤耐性菌に感染すると、治療💉💊がとても難しくなります。
例えば、単純な細菌性の風邪でも完治が難しく、難治性の肺炎に進行するなど重症化することがあります。

そんなとても恐ろしい「薬剤耐性菌」の発生を起こさせないために飼い主さんに気をつけていただくことがあります。それは、抗菌薬が処方されたら獣医師の指示通り📝に飲ませていただくことです。投薬を自己判断で止めたり、量を減らしたりすると、薬剤耐性菌の発生に繋がります。🦠

家族である動物達に健康で長生きをしてもらうためにも正しい投薬を行うことを心がけましょう。💁🏻‍♂️🐾(Y)20210523

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心雑音について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

犬🐶🐱のワクチンや狂犬病を打つ時期に身体検査を行う病院は多いと思います。その時に心臓❤️に雑音が見つかることがあります。心雑音は心臓病を見つける1つのきっかけとしてとても重要です。今回は心雑音について書いていこうと思います。

心雑音とは、心臓にある僧帽弁や三尖弁など弁の狭窄や弁の逆流などが原因で通常の心音の中に異常な音が聞こえることです🧐 心臓の聴診🩺は心雑音を聴診することで心臓の病気の発見や重症度の簡単な検査を行うことが出来ます。🤔

心雑音はLevine分類という雑音の強度で1から6の6段階に分けられます。
・Ⅰ度 弱くかろうじて聴き取れる
・Ⅱ度 弱いが容易に聴き取れる
・Ⅲ度 中等度に強い
・Ⅳ度 非常に強くスリルがある
・Ⅴ度 非常に強くスリルがあり聴診器で胸部に近づければ聴き取れる
・Ⅵ度 聴診器がなくても聴き取れる
上記のように数字が大きくなればなるほど雑音が大きく心臓病の重症度が高いと考えられています😲

心雑音は『収縮期雑音』『拡張期雑音』『連続性雑音』と分かれています。収縮期雑音は心臓が収縮して体中に血液🩸を流すために心臓が収縮するときに聞こえます。原因の病気は僧帽弁閉鎖不全症、大動脈狭窄症などがあります。拡張期雑音は血液🩸を心臓に溜め込む為に心臓が拡張する時に聞こえます。原因の病気は大動脈弁逆流症や肺動脈弁逆流症などです。連続性雑音は動脈管開存症という遺伝性の病気が原因で起こり、心音を聴診すると連続的に雑音が聞こえます。

心雑音🫀は聴診器🩺で聞くことが可能な検査の中では簡単に調べることの出来る異常です。動物病院🏥で検査をしてもらう際、一度聞いてもらうことをおすすめします💁🏻‍♂️🐾

 

(P)20210216

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

モルモットの尿路結石

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

本日はモルモット🐹🐾で比較的遭遇しやすい疾患をご紹介します。

尿路結石症という疾患をご存じでしょうか。尿路(腎臓→尿管→膀胱→尿道)のあらゆる場所に結石がみられる疾患で、人では「三大激痛のひとつ」や「痛みの王様」と呼ばれることもあります。痛みに弱いモルモットでは排尿痛😫による食欲不振がみられることが多いのです

結石ができる明確な原因は分かっていませんが、一般的にカルシウムの多い食餌やビタミンDの過剰摂取が関係すると考えられています。また、飲水量の低下は尿の濃くなり、結石成分ができやすくなるので注意が必要です。中高齢(2歳半以降)のモルモットで多く、雌雄どちらにもみられます。🧐

症状が全くみられず、健康診断で結石が見つかることもありますが、多くの場合、排尿痛😫を伴うため、鳴き声をあげながら少量の尿を何度も繰り返します。尿路が傷ついたときは血尿がみられ、尿管や尿道に結石が詰まってしまうと尿が出なくなります。結石の有無や場所の特定にはレントゲン検査や超音波検査が必要となります。🏥

モルモットの場合、膀胱や尿道にできた結石を手術で摘出することは可能ですが、腎臓や尿管にできた結石は摘出することが困難です。このようなときは、疼痛管理をしながら飲水量の確保と点滴を行い、自然に排出されるのを待つか、膀胱内に結石が移動してから摘出します。また、再発することも多く、定期的な検査が必要となります。🤔

モルモットの尿路結石はカルシウム成分が主体であることが多いため、成長期を過ぎてからはカルシウムの含有量が多いアルファルファ☘️の給餌は控え、チモシー🌱などのイネ科植物の牧草やペレットをおすすめします。飲水量が日常的に少ない場合はシリンジなどで水を与えることもひとつです。ご不明な点がございましたら、当院にご相談ください。💁🏻‍♂️(C)20210510

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