ウサギの寄生虫

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

🌸暖かくなり、予防🏥のシーズンが到来しました。
🐶わんちゃん、🐱ねこちゃんはノミ・マダニだけでなくお腹に寄生する虫も予防していきますが、
🐰うさぎさんにもお腹の中に寄生虫がいることがあります!
今回は🐰うさぎさんのお腹の虫について、お話しします。

ウサギギョウチュウは、本体は肉眼でも見える程の細く薄い白い虫で、うさぎさんの便にくっついて紛れている形で発見されることが多いです。
実は蟯虫(ギョウチュウ)自体は特に悪さをするものではないと言われていますが、ただやはり、見た目が良くないので駆虫を希望される方が多いです。
便検査🔬で虫卵の確認を行いながら、飲み薬💊か、定期的に皮膚に垂らすスポット剤🍾を用いて駆虫していきます。
(添付写真が蟯虫卵です)🔬

一方、下痢などを引き起こし、悪化すると命に関わるような寄生虫もあります。
コクシジウムといい、こちらは肉眼で確認することができません。
そのため、軟便が出た場合はなるべく早く、便をご持参の上、検査していただくことをおすすめしています。
飲み薬💊を使用し、駆虫していきます。

何か気になる症状が見られましたら、お早めに受診してください。🏥💁🏻‍♂️
20210415(ITO)

 

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ハムスターの骨折

本日の主役はハムスター🐹🐹🐹です。

自宅で飼育しやすく、見ているだけで癒される姿に、最近お家にお迎えした方も多いのではないでしょうか。本日は身近に起こりやすいハムスター🐹の骨折🦴についてお話します。

ハムスターの骨折🦴はケージのフェンスでのうんてい運動に関連したものが多く見られます。ペットショップやホームセンターなどでは、さまざまな形状のケージが流通しています。一般的にはプラスチックと金属のフェンスで作られているものが多く販売されています。

フェンスの組み込まれたケージや5面がフェンスのものは通気性に優れていますが、ハムスター🐹は足場があれば高所でも容易に登りつき、フェンスにぶら下がった状態で移動しては床に落ちる動作を繰り返すため、その際に脚を捻り骨折などの事故を起こすことがあります。

その他ケージからの脱走、高い台の上から落下、部屋の中で散歩させているときに踏まれてしまう例もあります。また、散歩中に同居動物が本能的に咬んでしまった報告もあります。

ハムスターの場合、骨折しても我慢して、普段と変わらず歩き回ることが多いです。日常の診察の中でも、別の症状でレントゲンを取ったときに骨折の痕跡が発見されることもあります。

治療に関しては、飼い主さんと相談になりますが、場合によっては痛み止めを飲んで自然に骨がくっつくのを待つこともあります。ヒトと同じようにギブスで固定することも可能ですが、固定部を齧ってしまうハムスターもいるため、性格によっては適応されないこともあります。また、麻酔下で骨の中心に金属のピンを入れて固定する手術もありますが、ジャンガリアンハムスターのような体の小さいハムスターでは、困難な場合が多いです。

一番大切なのは普段の生活の中で怪我をしない生活環境をつくることです。頻繁にケージを登るハムスターには、登れないようにガードシートを張ることもひとつです。また、ケージの外でお散歩をしているときには眼を離さないようにして、ワンちゃん、猫ちゃんとの接触は安易にさせないことです。

何かお困りのことがありましたら気軽にご相談ください。💁🏻‍♂️🏥

20210415(C)

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しつけ教室・ドッグラン交流会 

今日は、当院のドッグランでしつけ教室を行いました。とても天気が良く、快適な気温で開催されました。🌻
トレーニング内容は、ハウストレーニング、アイコンタクト、おやつを使った歩く練習、待ての練習などを行い、散歩中に他の犬に吠えるわんちゃんの対処などの個別の質問にも対応した内容となりました。🐶
新しく参加したわんちゃんも多かったですが、しつけ教室後のドッグランでの交流は和やかな雰囲気でした。😁

参加希望の方は、当院の受付までぜひご連絡下さい。☎

(Y)20130327

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ペットの誤食

少しずつ暖かくなってきましたね。🌸🌱

ご自宅🏠でのんびりするだけでなく、お散歩犬🐕🚶‍♀️🚶に行く機会も増えてきたかと思いますが、お家でもお外でも、気をつけなければいけないのが誤食です❗️

今回は🐶わんちゃん😸猫ちゃんが食べてはいけないものを幾つかご紹介します。

①まず、野菜の中で代表的なものが、ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク🧄などです。

これらは赤血球を壊して貧血や血尿を引き起こしたり、嘔吐したりする他、最悪の場合は命に関わる症状が出ることもあります。😱

野菜は他にも、アボカドやアスパラガスなどが有名です。🤭

アボカドは実の成分だけでなく、大きな種🥑も誤飲して閉塞を起こす可能性があるので気をつけてください。ナスや銀杏なども注意が必要です。

②ネギと並んで有名なのがチョコレート🍫、カフェインです。下痢や嘔吐などの消化器症状だけでなく、大量に摂取すると昏睡など重篤な症状に陥ります。😭

③果物で有名なものが、ブドウ🍇やレーズンです。
嘔吐、下痢などの消化器症状が出る他、急性腎不全になることがあります。😵

④植物で気をつけなければいけないものは、球根🧄で育つ植物です。

例えばユリ⚜️は腎障害を引き起こし、チューリップ🌷は心毒性が強く痙攣などがおき、スイセンも昏睡状態に陥るなど、少量でも大変危険なものが多いです。その他にも道端によく咲いているアジサイ、キク🌼、アサガオ、園芸で用いられることも多い、ベゴニア、シクラメン、アロエ、シーズンにより観葉植物として室内にも飾られる、ナンテン、カーネーション、クリスマスローズ、ポインセチアなども、全体または葉や根といった一部分が有害です。🤔

⭕️以上のように口にしてはいけないものはたくさんありますが、対策として、まずは、室内ならば届く範囲に置いておかない・飾らないよう常に気をつけておくことが非常に重要です。😊

🐶わんちゃんの場合、お散歩🦮で外に出た際は、近づけないようコントロールしましょう。

万一、食べてしまった可能性がある場合は、なるべく早く病院にご相談ください。🏥💁🏻‍♂️💊

(ITO)20130328

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耳血腫

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のコラムのテーマは「耳血腫」です。

耳血腫とは、
何らかの理由により耳介(皮膚と軟骨により出来ている動物の耳の外に張り出て飛び出している部分)の軟骨に亀裂が出来、折り曲がることで出血し、耳が腫れてしまう病気です。😮

原因としては、外耳炎(細菌感染、真菌(カビ)感染、寄生虫感染、アレルギー性など)や中耳炎などによる耳のかゆみや違和感から、耳を掻いたり頭を振ったりすることによる物理的な刺激によって、耳介の軟骨内で出血が起こると考えられており、耳血腫の原因の多くが外耳炎によるものです。😬

耳が垂れている犬種🐶(ビーグル、ゴールデン・レトリーバーなど)や、外耳炎を起こしている犬はかかりやすく、猫😸では、耳ダニの感染などで外耳炎を起こしている猫や外に出歩く猫がかかりやすいです。

治療は、切開や注射器を使って耳介の部分を刺して血を排出します。日を置いて数回行っても効かない場合は、耳介部から常に血液が排出できるよう小さな穴を開けることもあります。💁🏻‍♂️
内科療法ではステロイド剤や非ステロイド性消炎剤を使用します。インターフェロンを用いる病院もあります。💊

耳血腫は再発率がとても高い病気であり、耳血腫の原因となっている病気をしっかりと治療する必要があります。🤔👂
治療が遅れたり、耳血腫を放置したりすると軟骨が変形し耳の形がいびつになります。
原因の多くを占める外耳炎を未然に防ぐためにもお耳を定期的にチェックするようにしてみましょう😊🏥
(Y)20210321

 

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涙やけについて

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「涙やけ」👀です。
トリミングに行っても眼の周りの着色が取れず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。涙やけは命に関わるような深刻なものではありませんが、病気の兆候を示していることもあります。🤔
涙やけの根本的な原因は、眼球における涙の量が多くなりすぎることです。正常であれば産生された涙は涙管という管を通って眼から鼻の中に排水されます。しかし、涙の量が多すぎたり、排水システムのどこかに異常がある場合、眼球からスムーズに涙が流れて行かず、溢れ出た涙が光や酸素によって変色してしまった状態が涙やけです😲
その原因が逆まつげや腫瘍などの場合は外科的な処置が必要になります😱。また結膜炎、角膜炎なども内科的な治療が必要になります🤭
一方、何の病気も見付からなかったにもかかわらず、涙やけがみられることがあります。それは老化による眼の周りの筋力の低下や犬種特有のものであったりします。
涙やけのできやすい犬種🐾は目が突き出た状態にあるチワワ、パグなどの短頭種🐶です。また遺伝的に飾り毛のあるトイプードル🐩、ミニチュアシュナウザーなども毛が眼球表面を刺激して涙が多くなります。さらに短頭種と飾り毛が遺伝的に組み合わさったシーズー、マルチーズ、ヨークシャテリアなどは一段とそのリスクは高まります。😲
涙やけを予防するための基本的な対策は過剰な涙😭をこまめに拭き取ってあげることです。また、涙が出ないよう被毛を整えたり、生活環境を整えるといった対策も必要になります。
涙が乾燥していないうちはドライティッシュ、乾燥して固まってしまったらウエットティッシュを用いることが効果的です。涙を拭き取るときは強くこすらないようにしてください。あまりゴシゴシ擦りつけると皮膚に小さな傷ができて眼瞼炎などの原因になってしまいます。また眼球の表面を覆っている涙まで拭き取らないよう気を付けます。
生活環境の中にある刺激物質(タバコ、線香、香水、柔軟剤、消臭剤、デオドラントなど)が犬の眼球に作用し、涙の分泌量を増やす原因になっていることがあります😵。犬の休息エリアにエアコンの風が直接当たっていないことを確認してください。目が乾きやすくなってドライアイになったり、乾燥を防ごうとして涙が増えてしまいます。
涙やけで気になる方はご相談ください。🩺🏥💊
(C)20210316

 

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ウサギのグルーミング教室

こんにちは、アリス動物病院です😊🐶
本日はうさぎのグルーミング教室での日した!🐰✨
ブラッシングで毛が抜けふわふわの毛並みになりました✨
まめこちゃん、おこげちゃん、大喜ちゃん、ぽむちゃん、ロイティちゃん、うーちゃん、モコちゃん、ルルちゃん、ピコちゃん
たくさんのご参加ありがとうございます!🐰
次回の予定は4月19日、5月17日、6月21日になります!(HI)20210315

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親鳥なのですがコガモです

今年の1月14日から右の翼に大怪我をして、入院していたコガモですが、無事に引き取り先が決まりました❗️

最初は子ガモと思っていましたが、どうやらコガモという種類の小さなカモとわかりました。大人の鳥でした、、、

空を飛ぶことはできませんが、他のカモたちと仲良く過ごしてほしいです🦆

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ノミ・マダニ予防について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

もうそろそろ寒い冬が終わり、春🌸🌱になりますね。
予防シーズンの到来、ということで今回はわんちゃんねこちゃんに寄生するノミ・マダニについてお話しします。🐶😸

ノミは感染している動物や環境中から寄生し、かゆみや皮膚炎などのノミアレルギー症状を起こすことがあります。
また、瓜実条虫などの寄生虫や、様々な病原体を媒介します。

マダニは公園🏞や草むら🌱🌱🌱など様々な環境から寄生し、噛み付いてぶら下がり血を吸います。
症状はノミと同様、かゆみや皮膚炎、貧血などが主で、病原体の媒介にも関与します。
その中には例えば重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など、最悪の場合は命に関わったりヒトにうつったりするものもあります。😱

以上のことから、わんちゃん🐶ねこちゃん🐰にノミ・マダニがつかないよう予防をすることが、とても重要になります。

また万一、ご家庭のわんちゃん猫ちゃんに、ノミやマダニが寄生しているのを見つけたら、なるべく早く動物病院🏥を受診してください。
(吸血をして膨らんだマダニは、無理に取ると顎が皮膚に残り、腫れたり膿んだりすることがありますので注意しましょう)

ノミ、マダニの予防薬、駆除薬💊には様々な種類がありますので、当院🏥にご相談ください。💁🏻‍♂️

(ITO)20210228

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ウサギのエンセファリトゾーン症

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマはうさぎ🐰の「エンセファリトゾーン症」についてです。

ペットとして飼われているうさぎ🐰の半分以上が「エンセファリトゾーン」を保有しているというデータが海外では出ています。

エンセファリトゾーンは、何か?というと細胞の中に寄生する「原虫」という寄生虫の一種です。エンセファリトゾーン症は、この寄生虫による感染で起こる脳炎です。哺乳類に広く感染しますが、うさぎ🐰への寄生が最も多いです。

通常は無症状ですが、ストレスなどで免疫力が落ちると発症し、エンセファリトゾーンの増殖により、寄生部位の脳、眼、腎臓で症状をひきおこします。😅

初期症状は、軽度のふらつきやぎこちない動作などですが、進行すると首を傾けたように頭が斜めになる捻転斜頸(ねんてんしゃけい)、眼球が意思とは関係なく小刻みに揺れる眼振(がんしん)、てんかん発作などの神経症状を生じます。眼への感染で白内障やぶどう膜炎も生じます。😱

感染経路は、母うさぎ🐰から胎盤感染によって子うさぎ🐰に感染するほか、感染したうさぎが胞子を尿中に排泄し、別のうさぎ🐰が感染うさぎ🐰の尿のついたフードや水を摂取することでも感染することが知られています。🤔

エンセファリトゾーンの治療は、駆虫薬による駆虫と周囲の炎症を取る抗菌薬や抗生剤などによる治療が必要となります。💊💁🏻‍♂️

ご自宅のうさぎ🐰ちゃんがバランスを崩していたり、首をかしげている斜頸の姿を見かけたら、すぐに動物病院を受診して下さい。当院では、うさぎ🐰の診療に加えて、うさぎ🐰のグルーミング教室も行っておりますので分からないことがあればご相談下さい。🩺🐾💁🏻‍♂️

(Y)20210218

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