ケンネルコフ

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「ケンネルコフ」😷です。
在宅時間が増えて、新しくわんちゃんや猫ちゃんを飼い始める方が増えています。そこで、今回は子犬🐶の咳の原因として非常に多い「ケンネルコフ」についてご紹介します。

ケンネルコフ😷とは、子犬🐶がよく発症する感染性の気管および気管支炎🫁のことをいいます。ケンネルコフは、まだ免疫力や抵抗力が低い生後6週~6カ月齢の子犬で発症しやすいといわれています。🐾

原因となる病原体は、複数のウイルス(イヌアデノウイルス2型・イヌパラインフルエンザウイルスなど)や細菌の単独あるいは複合感染だと考えられています。
感染経路はペットホテルや公園など、犬が集まる場所で感染しているイヌの唾液、気道分泌物、糞便に接触することにより感染します。

症状は、短く乾いた咳が続き全身状態は良好である場合が多いですが、ケンネルコフが長期化し、二次的に細菌感染を起こすと湿った咳に変わります。重症化すると気管支炎や肺炎😷などを引き起こす恐れがあります。

治療は、軽度の場合、抗菌薬💊や気管支拡張剤や鎮咳薬などを症状に合わせて使用します。診察の上、症状に合わせてお薬を組み合わせていきます。人の百日咳のように少し経過が長めなのも特徴です。🐾🐶

予防に役立つのが混合ワクチンの接種💉です。イヌアデノウイルス2型やイヌパラインフルエンザウイルスは、混合ワクチンに含まれています。ただし、前述したようにケンネルコフの病原体は数が多く、混合ワクチンを打っていても感染することがあり注意が必要です。

お迎えしたばかりのわんちゃん🐶は、環境の変化も影響し、ケンネルコフ以外でも体調を崩すことが多くあります。新しい家族の健康を守るためにも混合ワクチン接種💉🏥は必ず行いましょう。その他にも気になる事がありましたら当院までご相談下さい。💁🏻‍♂️(Y)20211128


 

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

はじめて子犬子猫をお迎えしたら 子犬編

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

🐾はじめて子犬・子猫を迎えたら 🐶子犬編🐶🐾

今回はタイトルの通りです❤️
初めて子犬・子猫を飼うけれども、最初は何をすれば良いかわからない…といった方や、もう一度確認されたい方は、ぜひ一読ください。
(次回は子猫編を予定しています)

子犬🐶を飼いはじめたら、まずお家🏠の環境に慣れさせてあげることが大切です。ついかまってしまいたくなりますが、それだと緊張してしまいます。わんちゃんが自分から寄ってきたら撫でるなど、ゆっくり慣らしていきます😌。また、睡眠🛏はとても大切なので、寝ている時は起こしたり邪魔をしたりしないよう注意が必要です。お散歩やトリミングなどはワクチン💉をうってからになりますので、それまではお家の中のみで過ごします(ただし、体調面などで何か気になることがあれば、すぐに動物病院へご連絡ください)。

混合ワクチン💉🏥の接種時期になったら動物病院へ連れて行きます。子犬🐶の頃は初回接種時期に応じて2または3回のワクチンが必要です。規定回数の接種が完了するまでは、病院への通院はキャリーバッグ🧳やクレートなどを使用します。ワクチンの種類や回数は、初回接種時期やお住まいの環境などに合わせ、獣医師と決定していきます。またフィラリア❤️‍🩹の予防も開始します。同時に、糞便検査🦠(寄生虫や細菌を調べます)なども行い、必要があれば治療をしていきます。混合ワクチンが終わったら、次は狂犬病の接種となります。お散歩🐕‍🦺に行くようになったら、合わせてノミ・マダニの予防を行うことも大切です。

感染症予防も行いつつ、ご自宅ではトイレトレーニングやお留守番など、しつけ指導を行っていきます。なかなかご自身でのしつけが難しい場合は、予防過程が終わった後に、ドッグトレーナーのしつけ教室(当院でも承っております)なども効果的です😉。

その後、生後半年から8ヶ月くらいを目安に、子供をとらない場合は不妊手術🏥を行っていきます。

子犬の時期はやることが多く、特に初めて子犬をお迎えされる方は、どれをやれば良いかわからなくなることも多いです🧐。ご不明なことがあれば獣医師がご説明いたしますので、診療ご予約をお取りの上ご来院ください💁🏻‍♀️。
(ショップや保護施設からお迎えされた方は、ワクチン証明書などがあればお持ちください) (ITO)20211113

 


 

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皮膚糸状菌症

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。


これから秋に差し掛かる時期、暑さと湿気も残り、お散歩途中に草むらも多く、換毛期も重なることで皮膚トラブルが多くなります。
今回は皮膚の病気の1つである、糸状菌症についてお話しします💁🏻‍♀️🐶😺🐰🐤🐭。

皮膚糸状菌症は、糸状菌という真菌(カビ)🦠が、皮膚や毛などの細胞に侵入し増殖することで、痒み、発疹、フケ、円形脱毛など様々なトラブルを引きを起こす病気です。
初期ではこれらの症状が分かりづらいこともあり、皮膚の赤みのみ見られることもあります。
また、炎症の強さや細菌感染の併発などの状況により、患部が腫れたり漿液が出ることもあります。
発症しやすい部位は頭部、顔、前肢などが多いですが、全身の至る箇所でみられます🧐。

少量の感染の場合、通常健康な皮膚状態であればあまり症状が出ませんが、幼少期や老齢期など抵抗力が弱かったり、他の病気や体調により免疫力が低下している時、換毛期はかかりやすい傾向にあります。

犬🐶に感染する糸状菌はMicrosporum canis(ミクロスポラム・カニス)が多いですが、種類によっては猫など他の動物、人🕺にうつるものもあります🥺。
感染ルートは、感染犬との接触や環境からなど考えられています。

皮膚糸状菌症の診断は、特徴的な脱毛の仕方などの症状がない場合、皮毛の検査(皮膚掻爬検査、抜毛検査、ウッド灯検査など)で診断します🩺🏥。

糸状菌症の予防法は、犬では定期的にシャンプー🧴などを行い、普段使っている寝具などもこまめに洗濯し、清潔に保つ必要があります。
治療❤️‍🩹には、抗真菌薬💊を含んだ、症状に合わせた内服薬、外用薬、薬用シャンプーなどを使用します。
糸状菌はしつこいため、一度感染が成立すると何度もぶり返したり、なかなか治りにくいことも多いです。

今回は糸状菌について紹介しましたが、その他にも、皮膚トラブルの原因はホルモン異常やアレルギーなど、様々な可能性が考えられます。
症状が目に見えるため、オーナー様の気付きが早期治療には大切になります。
何か気になる様子があれば、お早めにご相談ください。   💁🏻‍♀️(ITO)20211030

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胸水貯留について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

胸水貯留🫁とは体内の水分を代謝する機能に異常が発生することにより、胸腔に溜まってしまう状態のことを言います。胸水が溜まることで臓器に負荷がかかって機能異常を起こしたり、肺が圧迫され十分な空気の交換が出来なくなり呼吸困難に陥るとされています🥺。

胸水の主な原因として心臓🫀疾患、腫瘍、肺炎など心臓や肺の疾患、フィラリア🪱などの感染などによって起こるとされています。また、胸水には、漏出液・変性漏出液・滲出液といった性状に分類され、胸水貯留を引き起こす疾患によって異なります。この胸水の性状を調べることで、より詳しい原因である病気を特定していきます🧐。
検査方法としては聴診🩺を行い肺音、心音がきちんと聞こえるか確認し、体の状態を確認するために一般身体検査、血液検査🩸を行います。また、胸水が胸腔内に存在するか確認するためにレントゲン検査、エコー検査を行います。胸水を採取できたらその性状を調べ、胸水の原因となる病気の特定をしていきます。

胸水貯留の症状としては、呼吸状態が悪い、チアノーゼ、運動できない😓、開口呼吸😫、発咳😷などがあります。これらの症状は胸水の貯留量が多ければ多いほど重度になります。

治療法❤️‍🩹として、呼吸困難を起こしている場合は胸水を抜き換気能を改善することが第一選択になります。状況によっては酸素化をしながら呼吸状態をまず落ち着かせる場合もあります。その後、胸水貯留の原因となる疾患を特定し、それぞれの治療をおこなっていきます。
胸水貯留は原因となる疾患によって予後は変わり、早期発見、早期治療が重要になります。自身のご家族であるワンちゃん、ネコちゃんが元気がない、呼吸がおかしいと気付かれましたら動物病院🏥へご相談ください。💁🏻‍♂️(P)20211030

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乳腺腫瘍

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「乳腺腫瘍」です。
人と同じようにワン🐶ちゃんや猫😺ちゃんもフードの発達とペット医療の発展によって平均寿命が伸び続けています。「乳腺腫瘍」は、ペットの高齢化の中でも無視できない病気の1つです🩺。

🐕犬の場合
「乳腺腫瘍」は、雌犬で最も発生の多い腫瘍で、発症年齢は、平均10〜11歳で4歳以下での発症は稀です。早期の避妊手術で乳腺腫瘍の発生率を下げられることが報告されています🧐 犬の乳腺腫瘍は、良性と悪性がおおよそ50%ずつで、悪性のうち約50%が転移の可能性が高いより悪性度の高いものとされています。治療❤️‍🩹での第一選択肢は、外科的な切除になります。化学療法💊💉は、外科手術後の補助として用いられます。

🐈猫の場合
「乳腺腫瘍」は雌猫で3番目に発生の多い腫瘍です。発症年齢は平均10〜12歳で発症します。猫の場合も、2歳未満での避妊手術は発生率を低下させることが報告されています。猫では、乳腺腫瘍の約90%が悪性で犬と比べても非常に予後が悪いです🥺。治療は、犬と同様に外科手術と化学療法が用いられます。

犬も猫も、乳腺腫瘍に飼い主様が気付くのは、腫瘍が大きくなってからのことが多いです😢。乳腺腫瘍は、大きければ大きいほど予後が悪く、転移の可能性が高まります。定期的な検診による早期発見と早期の避妊手術での予防が重要です💁🏻‍♂️🩺。(Y)20211030

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悪性黒色腫について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

悪性黒色腫とは色素(メラニン)を作る細胞が癌となったもので、悪性メラノーマとも呼ばれます。
悪性黒色腫は一般に高齢の犬🐶で発生が多く、猫🐱ではまれです。ウサギ🐰や他の動物🐾でも発生します。主に口腔内、口唇部皮膚、眼瞼、眼球内及び爪床部に発生します。特に犬の口腔内の腫瘍の中では一番多いと言われています。

症状としては黒い膨らみが出来、徐々に大きくなっていきます。また、口腔内の場合には食欲の低下、よだれ、腫瘍の周辺では大きい傷が出来たり出血したりします。悪性黒色腫の腫瘍細胞は成長が早く歯肉や骨に入り込み、リンパ節や肺に転移しやすいです。

診断方法🩺としては針生検による細胞診によってメラニン色素を含む細胞を確認することでメラニン細胞の腫瘍を疑い、正確な診断のために病理組織検査を行います。また、レントゲン検査を行い肺への転移の有無を確認します。

治療法としては状態の緩和や生存期間の延長のためにも腫瘍周辺の正常組織を含め広範囲の外科的切除を行います。しかし、発生部位によっては外科的切除が難しい場合も多く、この病気は完治が難しく肺やリンパ節に転移した場合、その後は悪くなります。

当院🏥では病気になった子や飼い主さんにとってより良い時間を過ごしていただくために治療プランを相談検討していきます。また、悪性腫瘍の治療に定評のある2次診療病院と連携しながらご家族の支えになっていきたいと考えています。まずは早期発見です!定期健康診断や気になることを早めに相談して頂くことが大切かもしれません😀何かご不明な点がございましたら、当院までご連絡ください💁🏻‍♂️
(P)20210924


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ペットの分離不安について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

こんにちは🐾
まだまだコロナの影響が大きいですが、徐々に外出🚘や宿泊🏝する機会も増えてきたのではないでしょうか。

今回はそんな生活スタイルと少し関係がある話題、分離不安🐶😺に関してです。

分離不安とは、飼い主から離れることで、動物が強い不安やストレスを感じ、何らかの問題行動を起こしてしまうことです。
留守中の嘔吐、下痢、トイレの失敗や、その他自らの興味を引くような行動(吠えなど)がみられます。

分離不安になる原因は色々ありますが、やはり本人の性格的なところが大きいです。🧐
しかし、飼い主がその子に依存している時間が長すぎると、少しの外出でも大きな不安につながることもあります。

治療方法は、まずはなんといっても留守に慣らすことです。🏠
おもちゃ🧸を使って気を紛らわしたりお留守番の練習をしたりなど、飼い主さんが不在になる時間があっても当たり前だと思ってもらうことが重要です。
出かける前に「行ってきます」といった声かけを極力しないのも効果的です。
その他、不安を抑えるお薬💊を併用したり、しつけなどでトレーニング🐾したりすることもあります。

在宅勤務であったのが出社をするようになるなど、ご家族の生活スタイルが大きく変わる中、動物病院でも分離不安による相談が増えています。当院ではドッグトレーニング(しつけ教室)も受付ております。💁🏻‍♂️
お困りの方は、ぜひお声がけください。

(ITO)20210830

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今年の夏は、コロナウイルスの密を避けるレジャーとして、山や川🏞でワンちゃんも連れてキャンプ🐶⛺️をして過ごそうという飼い主様も少なくなかったのでは無いでしょうか?そんな時期に気をつけておきたい『』という人獣共通感染症❗️についてご紹介させていただきます🐾💁🏻‍♂️

SFTSは、2011年に中国より報告されたマダニ媒介性の新興ウイルス感染症です。2013年に国内で初めて報告されてから300名以上の感染者が報告されています。
発生地域は主に西日本からで春から秋にかけて発生が多いことが分かっています。昨年までは、静岡県より以西の西日本でのみ感染者が報告されていましたが、今年に入ってから関東地方(千葉県)でも感染者が報告され、注意が必要となりました☹️

感染経路はマダニを介したもの(直接咬まれること)が中心ですが、感染患者の体液などの接触により、人から人へ、犬🐶・猫😺から人への感染も報告されています。

SFTSを発症すると、6日~2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐など)、その他に頭痛や神経症状、皮下出血などの出血症状を起こします。犬と猫も人とほぼ同様の症状を示します。😳

SFTSで最も恐ろしい点は、致死率が高いことです。人でなんと約20%、犬で29%、猫は人や犬より高く約60~70%と知られています。さらに、有効な治療薬やワクチンはなく、治療は対症療法しかありません。🥺

犬と猫のマダニ予防は、SFTSを含むダニ媒介性感染症を防ぐ有効な方法となります。当院でもワンちゃんと猫ちゃんのノミ・マダニ予防薬💊が各種ご用意しています❤️ しっかり通年予防で、人にも危害を加える感染症を未然に防ぎましょう💪🏻

(Y)20210830

 

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誤飲について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

ご家庭の🐶😺🐰動物さんが、ちょっと目を離した隙に、フードではない何かを咥えたり齧ったりしていた…
そんな経験をした方は多いかと思います。
今回は誰にでも起こりうる、かつ緊急性がとても高い「誤飲」についてお話しします。

誤飲とは文字通り、異物を誤って飲み込んでしまうことを言います。
そのまま消化管を傷つけず流れて便とともに出れば良いのですが、そうでない場合、その飲んだ異物の種類や閉塞した場所などにより、様々な重篤な症状が出ます。

ボールやウレタン、種、タオル、紐などの厚みのある固形物は、気道を閉塞し呼吸困難になったり、食道や胃腸内で詰まり激しい嘔吐を引き起こします。
肝臓や膵臓、腎臓などにも影響が出ることもあります。
特にタオルや絨毯といった布製品、紐などは消化管表面を擦って傷つけるので、壊死したり破けると腹膜炎を起こします
(猫😼ちゃんやうさぎ🐰ちゃんの毛球症でも同じ状況が起こりえます)。

ボタン電池🔋、釘📌、串🍡などの先の尖ったものも、消化管表面に張り付いたり穿孔したりします。
こちらは吐き出すことも難しいものの1つです。

その他、観葉植物🪴、チョコレートやネギ🧅といった様々な食べ物、タバコ🚬など、中毒を起こすものも危険です。

誤飲の診断は、主にX線検査(造影剤を使うこともあります)、エコー検査などで行います。
あまり時間が経っておらず胃の中にある状態なら、物によりますが、催吐処置(吐き出させる処置)や内視鏡などで対応することができます。
吐き出せなかった場合、腸にまで行ってしまっていた場合は、症状が軽度であれば内科的な治療で消化管内の通過を促しますが、完全に閉塞していたり重篤である場合は外科的に取り出します。

誤飲の予防は何と言っても、飲み込みそうなものを手の届くところに置かない、ケージから出したら極力目を離さないことが大切です。
また万一飲み込んでしまった場合、とにかく早く治療を開始することが鍵となるので、気づいたらすぐにご連絡ください。🏥🩺
(緊急性が高いので、予めご一報いただけると、よりスムーズに診療のご案内ができます)
(ITO)20210729

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

熱中症に注意!

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

日に日に気温が上がり夏😎が近づいて来ています。今回は熱中症😓についてです。
夏になると度々ニュースで聞く熱中症は人間だけでなく、私達と一緒に暮らしてる動物🐾達にも起こります。 熱中症とは気温や湿度が高い環境で体温が上昇しながらも、熱を体内から発散することが出来ず様々な症状を引き起こす状態の総称も言います。
汗と共に熱を発散している人間とは違い、犬🐶や猫😺は汗💦を殆どかきません。ひんやりした床や壁にくっついたり、冷たい風の当たる場所で熱を逃がします。加えて、犬はパンティング(ハアハアする)で熱を発散します。しかし、熱を発散できず体温が上昇した結果熱中症😨を引き起こします。特に短頭種や長毛種は暑さに弱いです。また、兎🐰は耳から熱を発散するするため高温になりやすく、フェレット🦫やスンクスは寒い地域で暮らしていたため暑さには弱く熱中症になりやすいです。
熱中症の要因として密閉された車🚘😡の中や室内での高い気温🥵、湿度の上昇、水不足、外での長時間直射日光当たるなどの外的要因の他に、肥満や心疾患、上気道疾患などの内的要因があります。
症状として体温が上昇し吐き気や運動失調、ふらつき、脱水、けいれんなどがおきます😨。悪化するとショック症状、中枢神経障害、循環不全による臓器障害などの合併症を引き起こし、状態によっては死に至ります。
治療法は重症度によって異なりますが、まず体を冷やし、脱水症状やショック状態があれば輸液をし循環を良くします❤️‍🩹。もし合併症が起きていたら状態を良化した上で治療を行っていきます。
熱中症だと思われる症状が見られたらすぐに獣医師に相談し応急処置としてまず体を冷やして🚿あげましょう。冷たい水で濡れタオル🧼🧽などで体を冷やし、大きい動物なら首の付け根や脇の下を冷やします。しかし、表面体温はまた、水を飲むことが可能であれば少しずつ飲ませてあげましょう。大量の水を一気に飲ませるのは逆効果で危険なので気を付けてください🧐。
予防として動物にとって快適⛱な環境を整えてあげてください。動物それぞれにとっての適切な温度、湿度があるので自分の飼っている子の環境を理解し、水分補給、長時間直射日光にあたことを避けるなど意識してください🧐。何かご不明な点がございましたら当院にお電話ください。

(P)20210714



 

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