フィラリア検査と合わせてクイック健康チェック

春の予防が始まり数ヶ月。
フィラリア検査の採血の際、同時に簡易な健康診断の目的で血液検査を合わせて行うワンちゃんが増えています。

実際、気になる症状も無く、元気食欲のある子でも、結果に異常が見つかることもあります。その場合、住環境・食生活などの見直しや、追加検査のご提案やご相談を受け付けています。

例えば、肝臓の値が高い場合。
添加物の多いオヤツやフードを与えていないか?
脂肪分が高いものを食べていないか?
薬を飲んでいるのか?
住環境に肝臓に影響があるものはないか? 

数値の大きさにもかかわりますが、肝臓の大きさや形、内部の構造を確認するためのレントゲンやエコー検査などの画像診断もお勧めします。

肝臓も消化器の一つ。
油っぽいものや添加物が多いものは負担がかかりますし、何か飲んでるお薬があると肝臓に影響がでる場合があります。

画像診断で特に問題ない場合には、強肝剤やサプリ、食事の見直しで肝臓の働きを助けてあげると、数値の改善が期待できます。

多少お時間はいただきますが、予防ついでに血液検査。
ご希望の際は来院時にお声がけ下さい。

20240502(FM)

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

肛門腺・肛門嚢炎について

ワンちゃんネコちゃんがお尻を床に擦りつけて、お尻歩きをするようなことはありませんか?

ワンちゃんネコちゃんの肛門の斜め下あたり、4時と8時の方向に肛門腺と言う分泌腺があり、袋状の肛門嚢に分泌物が溜まります。
排便時に分泌物が少しずつ排泄され、便に臭いをつけるようにできていますが、、、
中にはこってりと出にくいタイプの分泌物だったり、太っていたり、加齢で筋肉量が落ちるとうまく排泄できず溜まり過ぎてしまうことも。

溜まってくると違和感があって、お尻を擦り付けるような仕草をすることがあります。
溜まったまま放っておくと、細菌感染を起こして化膿してしまうこともあるので、溜まりやすい場合は定期的に絞ることが必要です。

肛門腺絞りは、特有の臭いがある分泌物が飛び散る可能性があります。
ご自宅で行う際はシャンプー前とかにチャレンジすることをお勧めしてます。
なかなか、うまくいかない時には診察時に処置できますのでお声がけ下さい。
トリミングでシャンプーしてもらう時にも行ってもらえます。

絞ったら血膿が出てきた、触ると痛みがある、ものすごく腫れている等の異常が見られた場合は化膿・炎症を起こしているので早めに受診してください。

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