ペットの誤食

少しずつ暖かくなってきましたね。🌸🌱

ご自宅🏠でのんびりするだけでなく、お散歩犬🐕🚶‍♀️🚶に行く機会も増えてきたかと思いますが、お家でもお外でも、気をつけなければいけないのが誤食です❗️

今回は🐶わんちゃん😸猫ちゃんが食べてはいけないものを幾つかご紹介します。

①まず、野菜の中で代表的なものが、ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク🧄などです。

これらは赤血球を壊して貧血や血尿を引き起こしたり、嘔吐したりする他、最悪の場合は命に関わる症状が出ることもあります。😱

野菜は他にも、アボカドやアスパラガスなどが有名です。🤭

アボカドは実の成分だけでなく、大きな種🥑も誤飲して閉塞を起こす可能性があるので気をつけてください。ナスや銀杏なども注意が必要です。

②ネギと並んで有名なのがチョコレート🍫、カフェインです。下痢や嘔吐などの消化器症状だけでなく、大量に摂取すると昏睡など重篤な症状に陥ります。😭

③果物で有名なものが、ブドウ🍇やレーズンです。
嘔吐、下痢などの消化器症状が出る他、急性腎不全になることがあります。😵

④植物で気をつけなければいけないものは、球根🧄で育つ植物です。

例えばユリ⚜️は腎障害を引き起こし、チューリップ🌷は心毒性が強く痙攣などがおき、スイセンも昏睡状態に陥るなど、少量でも大変危険なものが多いです。その他にも道端によく咲いているアジサイ、キク🌼、アサガオ、園芸で用いられることも多い、ベゴニア、シクラメン、アロエ、シーズンにより観葉植物として室内にも飾られる、ナンテン、カーネーション、クリスマスローズ、ポインセチアなども、全体または葉や根といった一部分が有害です。🤔

⭕️以上のように口にしてはいけないものはたくさんありますが、対策として、まずは、室内ならば届く範囲に置いておかない・飾らないよう常に気をつけておくことが非常に重要です。😊

🐶わんちゃんの場合、お散歩🦮で外に出た際は、近づけないようコントロールしましょう。

万一、食べてしまった可能性がある場合は、なるべく早く病院にご相談ください。🏥💁🏻‍♂️💊

(ITO)20130328

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

耳血腫

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のコラムのテーマは「耳血腫」です。

耳血腫とは、
何らかの理由により耳介(皮膚と軟骨により出来ている動物の耳の外に張り出て飛び出している部分)の軟骨に亀裂が出来、折り曲がることで出血し、耳が腫れてしまう病気です。😮

原因としては、外耳炎(細菌感染、真菌(カビ)感染、寄生虫感染、アレルギー性など)や中耳炎などによる耳のかゆみや違和感から、耳を掻いたり頭を振ったりすることによる物理的な刺激によって、耳介の軟骨内で出血が起こると考えられており、耳血腫の原因の多くが外耳炎によるものです。😬

耳が垂れている犬種🐶(ビーグル、ゴールデン・レトリーバーなど)や、外耳炎を起こしている犬はかかりやすく、猫😸では、耳ダニの感染などで外耳炎を起こしている猫や外に出歩く猫がかかりやすいです。

治療は、切開や注射器を使って耳介の部分を刺して血を排出します。日を置いて数回行っても効かない場合は、耳介部から常に血液が排出できるよう小さな穴を開けることもあります。💁🏻‍♂️
内科療法ではステロイド剤や非ステロイド性消炎剤を使用します。インターフェロンを用いる病院もあります。💊

耳血腫は再発率がとても高い病気であり、耳血腫の原因となっている病気をしっかりと治療する必要があります。🤔👂
治療が遅れたり、耳血腫を放置したりすると軟骨が変形し耳の形がいびつになります。
原因の多くを占める外耳炎を未然に防ぐためにもお耳を定期的にチェックするようにしてみましょう😊🏥
(Y)20210321

 

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

涙やけについて

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「涙やけ」👀です。
トリミングに行っても眼の周りの着色が取れず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。涙やけは命に関わるような深刻なものではありませんが、病気の兆候を示していることもあります。🤔
涙やけの根本的な原因は、眼球における涙の量が多くなりすぎることです。正常であれば産生された涙は涙管という管を通って眼から鼻の中に排水されます。しかし、涙の量が多すぎたり、排水システムのどこかに異常がある場合、眼球からスムーズに涙が流れて行かず、溢れ出た涙が光や酸素によって変色してしまった状態が涙やけです😲
その原因が逆まつげや腫瘍などの場合は外科的な処置が必要になります😱。また結膜炎、角膜炎なども内科的な治療が必要になります🤭
一方、何の病気も見付からなかったにもかかわらず、涙やけがみられることがあります。それは老化による眼の周りの筋力の低下や犬種特有のものであったりします。
涙やけのできやすい犬種🐾は目が突き出た状態にあるチワワ、パグなどの短頭種🐶です。また遺伝的に飾り毛のあるトイプードル🐩、ミニチュアシュナウザーなども毛が眼球表面を刺激して涙が多くなります。さらに短頭種と飾り毛が遺伝的に組み合わさったシーズー、マルチーズ、ヨークシャテリアなどは一段とそのリスクは高まります。😲
涙やけを予防するための基本的な対策は過剰な涙😭をこまめに拭き取ってあげることです。また、涙が出ないよう被毛を整えたり、生活環境を整えるといった対策も必要になります。
涙が乾燥していないうちはドライティッシュ、乾燥して固まってしまったらウエットティッシュを用いることが効果的です。涙を拭き取るときは強くこすらないようにしてください。あまりゴシゴシ擦りつけると皮膚に小さな傷ができて眼瞼炎などの原因になってしまいます。また眼球の表面を覆っている涙まで拭き取らないよう気を付けます。
生活環境の中にある刺激物質(タバコ、線香、香水、柔軟剤、消臭剤、デオドラントなど)が犬の眼球に作用し、涙の分泌量を増やす原因になっていることがあります😵。犬の休息エリアにエアコンの風が直接当たっていないことを確認してください。目が乾きやすくなってドライアイになったり、乾燥を防ごうとして涙が増えてしまいます。
涙やけで気になる方はご相談ください。🩺🏥💊
(C)20210316

 

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

親鳥なのですがコガモです

今年の1月14日から右の翼に大怪我をして、入院していたコガモですが、無事に引き取り先が決まりました❗️

最初は子ガモと思っていましたが、どうやらコガモという種類の小さなカモとわかりました。大人の鳥でした、、、

空を飛ぶことはできませんが、他のカモたちと仲良く過ごしてほしいです🦆

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ウサギのエンセファリトゾーン症

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマはうさぎ🐰の「エンセファリトゾーン症」についてです。

ペットとして飼われているうさぎ🐰の半分以上が「エンセファリトゾーン」を保有しているというデータが海外では出ています。

エンセファリトゾーンは、何か?というと細胞の中に寄生する「原虫」という寄生虫の一種です。エンセファリトゾーン症は、この寄生虫による感染で起こる脳炎です。哺乳類に広く感染しますが、うさぎ🐰への寄生が最も多いです。

通常は無症状ですが、ストレスなどで免疫力が落ちると発症し、エンセファリトゾーンの増殖により、寄生部位の脳、眼、腎臓で症状をひきおこします。😅

初期症状は、軽度のふらつきやぎこちない動作などですが、進行すると首を傾けたように頭が斜めになる捻転斜頸(ねんてんしゃけい)、眼球が意思とは関係なく小刻みに揺れる眼振(がんしん)、てんかん発作などの神経症状を生じます。眼への感染で白内障やぶどう膜炎も生じます。😱

感染経路は、母うさぎ🐰から胎盤感染によって子うさぎ🐰に感染するほか、感染したうさぎが胞子を尿中に排泄し、別のうさぎ🐰が感染うさぎ🐰の尿のついたフードや水を摂取することでも感染することが知られています。🤔

エンセファリトゾーンの治療は、駆虫薬による駆虫と周囲の炎症を取る抗菌薬や抗生剤などによる治療が必要となります。💊💁🏻‍♂️

ご自宅のうさぎ🐰ちゃんがバランスを崩していたり、首をかしげている斜頸の姿を見かけたら、すぐに動物病院を受診して下さい。当院では、うさぎ🐰の診療に加えて、うさぎ🐰のグルーミング教室も行っておりますので分からないことがあればご相談下さい。🩺🐾💁🏻‍♂️

(Y)20210218

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てんかん

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のコラムはてんかんについてお話します。

冷え込みが厳しくなってきて、ご自宅にいる時間が増えている方もおられるかと思いますが、ご自宅で飼っている子が急にバタンと倒れたり、いつもはしない行動をしだしたら…🤔

もしかしたら「てんかん」⁉️かもしれません。

てんかんは、発作的に繰り返す全身のけいれんや意識障害を伴う脳疾患のことです。

大きく分けて、原因が特定できない特発性てんかん(若齢時に多く発生する)と、病気がもとで起こる症候性てんかん(脳腫瘍、脳炎、外傷、ウサギの場合のエンセファリトゾーン症など)などがあります。🐶🐱🐭🐹🐰

症状は、意識を失い倒れる・全身をバタつかせる・体の動きが止まる・引き攣ったりする・手足や顔まわりなどの体の一部の筋肉がピクピク動き続ける・落ち着きがなく部屋中をウロウロ徘徊する・しっぽをくるくる追いかけまわす・訳もなく鳴く、といったものがあります。😲🐾

通常、発作は数秒から数分で収まり、その後は意識も戻り何事もなかった様に過ごすことが多く見られます。ストレスなど精神的🤢なもの、光や音💥⚡️などの刺激、天候の変化⛈🌬など環境がきっかけとなって引き起こされることがあります。

症状が重度になってくると何度も発作を繰り返したり、止まらなくなってしまう重責状態になってしまいます。その場合は強い神経症状が残ったり熱中症のように高体温で命に関わってしまうことがあります。🙀

てんかんの治療では一般的に、発作の頻度と強さを軽減するために、飲み薬💊による発作のコントロールを行います。原因がハッキリしている場合には基礎疾患の治療も必要になります。

もし、ご自宅で発作のような症状が出たときは、今後の治療のために、時間(長さ)、様子などを記録しておくことも大切です。📱(動画などに撮っていただくと診断しやすくなります🩺)

てんかんは放っておくと少しずつ悪化しますので、症状が続く場合は治療💉💊が必要です。思い当たることがある方はぜひご相談ください。😃

20210117(ITO)

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

歯周炎について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは歯周病です。

わんちゃん、ねこちゃんのお口のトラブルはいろいろありますが、飼い主さんが一緒に暮らしていて気になることといえば、歯石や口臭ではないでしょうか。2歳齢になるまでに猫の70%、犬の80%が歯周病を患っていると言われています。😺🐶⁉️🤔

歯周病の主な原因は歯の表面に付着した歯垢(プラーク)です。歯垢は食べ物のカスと細菌の塊からなります。歯垢1gには1000億個の細菌が含まれていると言われています。

歯垢を放置しておくと、犬では3~5日、猫では約1週間で唾液中のカルシウムが沈着して歯ブラシでは除去しにくい硬さの歯石となります。この歯石の表面はザラザラしており、さらに上から歯垢が付着しやすくなります。❗️🪥🪥🪥

このような歯垢や歯石は、強い口臭や、歯肉の赤い腫れ痛みや出血などを招きます。さらにこの状態が続くと、歯肉が歯から剥がれ、歯肉と歯との間にポケット状の溝ができます。この溝に歯垢とともに細菌が侵入し、溝が深くなることで、最終的には歯を支える骨まで溶かされる歯周病で歯が抜け落ちます。❌

それだけではなく、菌が出す毒素・菌体そのものが体に入ることで、様々な病気を引き起こす原因になります。例を挙げると心臓や肝臓、腎臓などの主要臓器や血管の病気、呼吸器疾患、糖尿病、全身への感染症などが考えられます。🫀

初期の治療では歯垢や歯石の除去や薬の服用で改善されますが、進行したものでは全身麻酔をかけた状態での歯石除去や口腔手術などの処置が必要となります。🏥🩺💉

歯周病はお口のトラブルだけではなく、日々の健康や寿命に関わりますので、お困りの方は気軽にご相談ください。🐶😃😺

(C) 20201221

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ワンちゃんの気管虚脱

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

季節の変わり目は、人と同じように動物たちも体調を崩しやすくなります。ワンちゃんが興奮した時や朝方など止まりにくい咳をしていませんか⁉️このような咳の症状の中には「気管虚脱」という病気のことがあります。😲🐶

気管虚脱は、小型犬や老犬で比較的よくみられる呼吸器の病気です。
気管の構造は、掃除機のホースのように弾力のある筒状の形をしています。これを構成している気管の軟骨が何らかの原因によって歪み、潰れた状態になることが気管虚脱です。気管は、空気の通り道なので、気管虚脱が起きると呼吸しづらく苦しくなります。🫁

症状は、一般的には続く咳が出ます。重症化するとガチョウの鳴き声のように「ガーガー」という乾いた呼吸音になり苦しくなります。ひどく進行する場合ですとチアノーゼ起こしたり呼吸困難で失神したり命に関わることがあります。⚠️

治療は、外科手術での長期的な治療効果はまだ確立されておらず、体重管理、気管支拡張薬、抗炎症薬、鎮咳薬などの内科治療によってまずは症状を緩和する方法が一般的です。💊️🏥

肥満であることや散歩時に首輪を過度に引っ張ること、高温多湿や気圧の変化などの環境要因が「気管虚脱」を誘導する要因になりますので体重の管理や胴輪(ハーネス)を用いることが症状の悪化を防ぐ方法になります。

気管虚脱を含む呼吸器の病気は、早期発見による早期治療・対策が進行抑制に非常に重要となります。
お家のワンちゃんに気になる咳や呼吸の異常がある方は、あまり様子を見ずにお早めにご相談下さい。🩺😊

20201214(Y)

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

犬のドライアイ

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

こんにちは。今回のテーマ[犬のドライアイ]です。 👀🐶
犬の乾性角結膜炎は、別名「犬のドライアイ」とも呼ばれ、涙腺から分泌される涙の量が十分でない、目の形状の不具合などから涙💦が角膜👁(眼球の表面の透明な部分)に十分に行き渡らないことによって角膜が乾燥する状態のことを言います。

最も多い原因は、免疫系の細胞による涙腺の破壊によるものですが、ウイルス性疾患、薬物反応、アレルギー、外耳炎、外傷なども原因は様々です。

ドライアイの症状は、ネバついた黄緑色の目ヤニが出たり、目を眩しそうに閉じたりします。角膜を明るいところで眺めると、黒くモヤがかかったように見えたり、結膜(白目)が赤くなったりします。これは、角膜や結膜が乾燥し傷つきやすい状態になっていて、炎症を引き起こします。重症化すると角膜の透明度が落ち、視力障害や失明してしまう場合もあります。😱

 好発犬種としては、ヨークシャー・テリア、チワワ・ボストン・テリア、シー・ズー・ミニチュア・シュナウザーなどがいます。🐾
ドライアイが進行する前にできるだけ早めに気づき、治療を始めるのが望ましいです。粘り気のある黄緑色の目ヤニが出ていたり、目を眩しそうにしていると感じれば、一度受診されることをお勧めします。ドライアイの治療には、点眼薬での治療が必要となりますので、気になる方は当院にご相談下さい。🤗🐶
(Y)20201108

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