冬の咳

冬の朝の張り詰めた冷たい空気。
冷たい空気を急に吸い込むと咳が誘発され、咳き込む子が増える時期です。

首への刺激で咳が出ることもあるので、引っ張る子には首輪より気管に負担をかけにくいジャケットタイプのハーネスをお薦めしています。可能であればお散歩は暖かい時間を選ばれた方がいいでしょう。咳が出ちゃう子は早朝深夜のお散歩は避けてもらう方が無難かもしれません。

お出かけ時、リビングからいきなり外に出るのではなく、玄関や廊下で少し寒さに慣らしてから出かけてみる、ワンちゃん用の服を着せてみてもらうなど冬場のお散歩もちょっと工夫してもらうとよいでしょう。

咳の多くは気管支の炎症に伴った症状として現れますが、心臓の病気や肺の病気で咳をする場合、両方でなる場合もあります。またワクチンで予防できる気管支炎を起こす感染症もあります。

一般身体検査、聴診、触診、レントゲン検査、エコー検査等を行い原因をさぐり、症状に合わせて内服薬を処方します。

検査で明らかな原因が特定できないこともしばしばあり、季節性のある咳は何かしらのアレルギーの場合もありますし、乾燥して罹りやすい感染症もあります。ちょっとむせただけなら生理現象の範囲ですし、咳もいろいろ。

これって咳なの?続く咳、気になる咳き込み、判別できない時は動画を撮って診察時にお持ちいただくと、診断の際に役立ちます。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

20240125 FM

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

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