尿検査のすすめ

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

おしっこチェックしてますか?

近年、ネコちゃん用AIトイレも販売されており、忙しい飼い主様に替わって、泌尿器トラブルにいち早く気付ける便利グッズも増えてます。

尿は一緒に暮らすペットからの貴重な健康のバロメーター。
量や色、臭い、トイレに行く回数等、いつもと違うかも?と気づいたら、、、まずはおしっこだけでも持って来てもらえば、尿検査ができます。

血尿??細菌感染は無い?
結晶は出てる?pHは?
尿比重(おしっこの濃さ)や尿糖や尿中タンパクの有無等々を検査で確認します。

結果によっては速やかに来院してもらい、血液検査や画像診断が必要になることもありますが、なかなか病院に連れてくることができない場合や時間が取れない時は、取り急ぎ尿検査だけでも進めておくと診断の一助になります。

尿量はたくさんあればそれだけ情報量が多いのですが、液体の状態で1cc程あれば、ギリギリ全ての検査ができます。
入れ物は紙コップでもジャムの空き瓶でもプラスチックの容器でも構いません。
できるだけ新鮮な状態が望ましいので、休診日の前日の採尿は避けて下さい。
結果は10分くらいお待ちいただければ出揃います。

採尿の仕方や保管の仕方がわからなかったり、容器の準備が無ければ当院にご相談ください。

2023.9.28 FM

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

ペットも人も健康増進「運動」

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

夏休みが終わり、2学期に入りましたね。
体育祭や運動会、まだまだ暑いのですが、スポーツの秋がやってきました。⚽️🍁

以前、夏太りの投稿でも触れましたが、ワンちゃんネコちゃんは運動で痩せることはありません。
人と違って持続した有酸素運動ができないからです。

減量目的での効果は期待できませんが、適度な運動で筋肉量を維持したり、気分転換するのは、安静を指示されている場合を除いて、必要な生活の要素と考えています。

ワンちゃんなら朝晩のお散歩やドッグランでの活動。
犬種や性格、年齢に応じた運動を楽しんで下さい。
段差や坂道は足腰に負担がかかるので、関節炎の既往がある場合やシニアには注意が必要です。お散歩は平坦な道を選んであげてください。🐕‍🦺

ネコちゃんの場合は1日数回1回10分程度、おもちゃで遊んであげるといいです。何頭か一緒に暮らしている場合には、勝手に遊んでくれることが多いのですが、一頭だけの場合は飼い主様がスキンシップも兼ねて相手をして下さいね。
(注 遊んだ後のおもちゃはしっかりしまいましょう→誤食事故防止)🐈

・食欲や元気はあるけれど、今までできていたことが最近できなくなって来た。🤔
・運動を躊躇う。疲れやすい。動きがぎこちない、、、🥺
加齢に伴う衰えも考えられますが、病気や関節炎が隠れているかもしれません。気になる症状があればお気軽にお越しください。😊 

20230921 FM

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気象病??? 発作がおきたら、、、

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

お盆を過ぎましたが、暑い日が続きます。大気も不安定で秋にかけては台風が発生しやすい時期です。

人は気圧の変化に伴い、頭痛やめまいの症状が出ることがあります。
ワンちゃんやネコちゃん他の動物たちも気圧の変化で体調を崩すことがあるので、思いあたることがありましたら、ご相談ください。

例えば、心臓発作や喘息などの咳が出やすくなったり、痙攣発作が起こりやすくなったりします。

痙攣発作には「てんかん」があります。てんかん発作は脳の異常な興奮により引き起こされます。身体検査や血液検査、MRIで発作を起こすような基礎疾患が無く、脳の異常が見つからなければ、『特発性てんかん』と分類されます。
【低血糖や肝臓疾患、虚血等、発作を起こす原因がはっきりしているものは『症候性てんかん』と分類】されます。

初めて発作が出た場合はその後様子を見ることが多いですが、発作の頻度が増えてくる場合や時間が長くなった場合には、抗てんかん薬を飲んで発作を抑える治療を始めます。発作強度を軽くしたり発作頻度を6か月に1回以下程度にすることを目指します。

発作が次から次へと波のように起こることをてんかん重積状態と呼び、発作が続いた結果の異常な高体温による脳や内臓へのダメージが心配されます。
注射や坐薬で発作を抑える治療を速やかに行うことが必要なので、日中であればかかりつけへ。
夜間の場合は朝まで待たずに、夜間救急病院での診察を受けて下さい。    20230831 FM

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夏場の水分補給

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

水分補給してますか?

気温が上がり、テレビでも熱中症に注意するよう連日報道されてます。

ワンちゃんはお散歩の時間を考慮して、こまめな水分補給を心がけて下さい。

自ら進んでお水を飲まないワンちゃんネコちゃんの場合は水分補給、悩みますね💦
水飲み場を増やしたり、ドライフードにお水を掛けてふやかしたり、ウェットフードや手作り食を利用するのも水分補給に有効です。

暑くてお水を飲む量が増え、その結果おしっこの量も増えるのは当たり前なんですが、、、
おしっこの量や飲水量が異常に増えている場合は病気が隠れている可能性があります。

1日に体重1Kgあたり100ml(5㎏の子なら1日に500ml)を超えてお水を飲むようならご相談ください。
尿検査や血液検査、画像診断等の健康診断をお勧めします。

暑い季節は始まったばかり、熱中症に気をつけて水分補給を心がけてお過ごしください。

20230704(FM)

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猫ちゃんフェレットさんのフィラリア症予防について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

蚊の活動が本格化する前にワンちゃんにはフィラリア検査のご案内を致しました。それぞれの方法で予防を始めている時期でしょう。

お家の中にまで蚊が入ってくる季節を前に、ネコちゃんフェレットさんにもフィラリア予防をお勧めします。

『フィラリア=犬糸状虫』の名の通り、ワンちゃんに多い病気ですが、実はネコちゃんフェレットさんも稀にフィラリア感染が確認されています。
数年前の調査では、10頭に1頭の割合で室内ネコちゃんへの感染幼虫寄生があったとの報告もあり、思ったよりも多い印象を受けます。

ネコちゃんフェレットさんがフィラリアに感染すると、ワンちゃんとは少し違う症状を呈し、気管支炎や喘息のような咳、食欲不振、体重減少、無症状、他の病気との鑑別が難しく、突然死の原因とも言われています。

また、本来の宿主ではないネコちゃんフェレットさんの体内で、フィラリアが成虫になるまで成長することは稀で、あったとしても1-2匹程度。ワンちゃんのように簡便な血液検査で判別することも困難なのが現状です。心臓が小さい為少量の寄生でも症状の発症に繋がってしまいます。

蚊にさされない工夫をすること。
月に1回皮膚に塗布するスポットタイプの予防薬を、蚊の出るシーズン+蚊がいなくなってから1ヶ月後まで(ワンちゃんの予防期間と同じです)使用することで予防は可能です。

予防薬は特別な検査は不要で体重別に処方致します。
お気軽にご相談下さい。

(FM)

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愛鳥週間 (巣立ちヒナを拾わないで)

春から夏にかけては野鳥の子育てシーズンです。

この時期はまだうまく飛べないヒナが地面に落ちていることがありますが、手を出さずそっと見守って下さいね。

まだ羽が生え揃っていないヒナは巣が分かれば巣にもどすのが理想です。(わからなければ、親鳥がエサを運んで飛べるまで育てる可能性もあるのでそのままで)

羽が生え揃い、口が大きく尻尾が短いヒナは「巣立ち雛」と呼ばれ、親鳥と行動しながら、飛び方やエサのとり方等の生きる術を学んでいる時期。独りぼっちに見えても、親鳥が近くにいるので連れ帰らず、巣立ちを応援してあげて下さい。

あまりにも往来の激しい道にいる時は危なくない場所に移動させて下さい。親鳥は声でヒナを見つけるので大丈夫です。

もし、怪我をしている場合は鳥獣保護担当部署へ連絡して下さい。傷病野生鳥獣保護診察機関に指定された動物病院で診療してもらえます。川越の本院は指定病院ですので、県から診療委託を受けて任務に当たっています。

見守るのも野鳥が生きていくため、そっと応援していきましょう。(FM)

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外耳炎

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

新緑の時期から気温の上昇とともに増えるのが皮膚やお耳のトラブルがあります。

耳を掻く、よく頭を振る、耳が臭うというような症状があれば、外耳炎を起こしている可能性があるので、早めの受診をお勧めしております。 
外耳炎を放置していると内耳の炎症による平行障害や、耳血腫、眼の炎症、全身性の皮膚炎などに移行してしまうことがあります。

耳ダニ、細菌・真菌感染、異物、アレルギー等外耳炎を引き起こす原因も様々。
必要に応じて、検査や適切な処置、外用薬・内服薬の処方をさせていただきます。

初期の外耳炎は適切な洗浄と外用薬で良化しますが、重度でなかなか治らないタイプもあり、飲み薬が必要になることもあります。

また、飼い主様だと甘えてしまって、ご自宅で毎日点耳が難しい場合には、長期作用が期待できる注入タイプ(計2回来院して頂くことになります)の外用薬の院内処置もございます。

日頃からの耳のチェック、お手入れで早く気づけることもあるので、おかしいな?と思ったらぜひご相談下さい。

20230412(FM)

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ペットと防災対策

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

3月、9月はスーパーやホームセンターに防災グッズが並び、防災意識の高まる時期です。
もしもの時の備えは人だけでは無く、一緒に暮らしているペットにも必要ですね。

ご自宅での避難生活、避難所での生活、いずれにしろ1週間〜10日ほどのフードやおやつ、トイレグッズ、持病のある子は内服薬や外用薬も余裕を持っておくといいです。

ペット同伴避難といえど、人と同じスペースで過ごせるのは補助犬のみで、ペットの子達は人と離れた場所で過ごすことになります。
普段からクレートやキャリーバッグに入る練習や、飼い主様から離れる練習、いろんな音に慣れる練習も大切なことです。

最後にさいたま市のマニュアルを添付いたしますので、参考にしていただけたらと思います。

20230323(FM)

https://www.city.saitama.jp/001/011/015/006/p055713_d/fil/hinanjomanyuaru.pdf

 

 

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🐰子うさぎをお迎えしたら

今回は🐰子うさぎをお迎えした時についてです。

①まず🐰子うさぎをお迎えする前に、ケージ🏡を必ず準備しましょう。
うさぎは自分の住処(縄張り)を重視するので、安心させてあげるためにも、また放し飼いによる異物齧りや怪我を防ぐためにも、必要です💁🏻‍♀️。
フードボックスや水飲み、トイレ🚾などは勿論、移動用のキャリーや部屋んぽ用サークルも同時に購入しておくことをおすすめします。

②お迎えしたら、まずはケージに入れてあげてください。
この時、トイレ🚾におしっこ💧のにおいをつけておいたり、お迎え元で使用していた牧草🌱なども併せて入れてあげると落ち着くことが多いです。
あまり触らず、慣れてくれるのを待ちます。
トイレ🚾はまずフードと反対側の奥に設置しておきますが、よくおしっこをするところに都度トイレを移動させたり、2つ置きにしておいたりなどし、トレーニングしていきます。

③フードは、主食の牧草(チモシー)を常に食べ放題にしておき、体格と月齢に応じて副食のペレット量を調整していきます(子うさぎの場合は必ず月齢専用のペレットを使用します)。
ペレットを少なくする場合、成長期の6ヶ月未満であれば、カルシウムの多いアルファルファやオーツヘイなどの牧草も併用が可能です。

おやつやペレットなどの与えすぎは、お腹や口腔内の環境に影響したり、チモシー🌱を食べなくなることがあります。
うさぎは体調不良をぎりぎりまで隠すことが多いので、日々、牧草🌱と水💧の減り具合、うんち💩とおしっこの量はチェックしておきましょう。

④ケージの環境に慣れたら、徐々にサークルに出してあげ、出している間は常に目を離さないようにしてください。
布、壁紙、ビニールなどの誤飲誤食、骨折といった怪我🤕は、命に関わることもあるため特に注意⚠️が必要です。
サークル内や近くには、⑴うさぎ🐰が飲み込むと危ないものと⑵高低差が激しいものは絶対に置かないようにすることと、また敷いてある⑶カーペットなども齧らないよう、気をつけて見てあげましょう。
運動時間は大体1日1〜2時間が目安です。

⑤爪切りやブラッシングなどのケア、健診などで外に連れ出す場合は、お家の環境に慣れてからにしましょう。
怖がってしまい、警戒心が強くなることがあります。
特に体調面に気になることがない場合は、大体、生後4ヶ月以降が目安になります。
ただし、体調面で不安な点や何か気がかりな点がある場合は、月齢問わず迷わず病院🏥に一度ご連絡ください。

⑥避妊・去勢手術は生後半年以降が目安になります。
メスの場合、3歳辺りから少しずつ子宮や乳腺の疾患が増え、高齢になると9割以上が雌性生殖器の悪性腫瘍(がん)に罹患するとされています。
子供をとらないのであれば、メスは2歳までには避妊手術していただくことをおすすめしています。
オスも、メスほどでの割合ではないですが、高齢になると生殖器(睾丸)の疾患に罹患することがあります。
また、おしっこ飛ばし、人への齧り癖、マウンティングなどがある場合は、手術🏥をすることで改善することも多いので、行動にお悩みの方はご相談いただければと思います。

🐰うさぎはとても繊細な動物です。
ちょっとした事故(異物齧りや怪我)、少しの治療の遅れが命取りになることもあるので、毎日欠かさず体調は確認してあげてください。
そして、何か普段と違う様子があれば、迷わず病院へお願いします。🐰🩺🏥💁🏻‍♀️(ITO)20220130

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

🐹ハムスターの腫瘍に関して

今回のコラムでは🐹ハムスターの腫瘍に関してご紹介します。

🐹ハムスターの寿命はおよそ2~3年になりますが、腫瘍が見付かるのは早いと半年ほどで、高齢になるほどできやすくなります。またハムスターの種類によっても発生頻度が異なり、ゴールデンハムスターよりジャンガリアンハムスターの方が高いことがわかっています。特にジャンガリアンハムスターでは皮膚の腫瘍が、ゴールデンハムスターでは血液の腫瘍が多いと言われています。

体表面にできたこぶの場合、それが腫瘍なのか、それとも他の原因なのか鑑別することが重要になってきます。細菌感染や炎症により皮膚の下に膿が溜まることがあり、これを膿瘍(のうよう)といいます。膿瘍ができやすい場所はゴールデンハムスターでは陰部の近く、ジャンガリアンハムスターでは唾液腺の近くが多く、複数で同居している場合はケンカによって膿瘍ができることもあります。その他には加齢とともに筋肉の間から脂肪が飛び出し、こぶ状に膨らむこともあります。

腫瘍以外のときは外科的に処置し、くすりで炎症を抑えることで完治することが多いですが、腫瘍は悪性の場合、その場所だけにとどまっているとは限りません。肝臓や肺などに転移することも考えられます。特にハムスターのような小型な動物になってくるとレントゲンなどで判断することも難しくなってきますので、早期発見・早期治療が重要になってきます。

普段からできることは、観察しているときや触っているときに、何か身体にできものができていないか注意してもらうことがひとつです。また体重の変化を知ることは、体調を知るための重要なバロメータになるので、台所用のはかりなどを使って、定期的に体重をはかってください。何か気になることがありましたら、当院🏥までご相談ください。💁🏻‍♂️🐹(C)20220130

 

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